2016年04月30日

トーラク「チアシードジュレ オレンジミックス」

トーラク「チアシードジュレ オレンジミックス」

最近話題の?チアシードスイーツです。
以前スーパーで買いました。

オレンジ色のゼリーみたいなのに、黒い粒々が入っています。

さていただきます。
ゼリーほど固まっていなくて、
スプーンですくうとちょっとしゃびしゃびな感じです。
舌触りもゼリーみたいにつるんとはしておらず、ざらつきがある。

味はオレンジが強いですが、ニンジンの香りもしますね。
なんか懐かしい味だなぁ…と思っていたけど、
そうそう、昔給食にあった「カロチンゼリー」に似ています。
給食のはもっと寒天で固めてあって固かったかな。
でも舌でざらざらする感触は似ています。

ちなみに給食のカロチンゼリーは、濃いオレンジ色の寒天で固めたゼリーだったと思います。
味はほぼオレンジゼリーですが、ニンジンの存在感もありました。悪く言えば青臭いのだが、私はニンジン好きなので気にはならなかったです。

私の小学校は給食センターではなく自校給食だったんですけど、
カロチンゼリーもクラスごとに大きいバットいっぱいに作ってあり、
給食当番が一人分ずつ切り分けてお皿に乗せていました。
あれは給食の先生が作ってくれていたのかな?

なのでうちの学校オリジナルかと思っていましたが、
ネットで見たらレシピはあるようです。
ニンジンをゆでてジューサーにかけて、オレンジジュースと混ぜて寒天で固める…など。
ただ確たるレシピはないようで、学校それぞれでアレンジがあるのかも。
市販もされていないみたい…。

ちなみに作りやすいのか分かりませんが、わりと出てくる回数は多かったです。
別に不味くはないのだけど、
ネーミングが教育的(デザートだけど栄養取らせようみたいな…)なのと、
あまりにも出てくる回数が多かったので
「またこれ?」
みたいな気になりテンションはあまり上がらなかったような。
(給食の先生、スミマセン…)
でも給食って大人になってみるとまた食べたくなるのよね。
思い出すと懐かしい。

…てなことを考えながら食べていましたが、
これはチアシードが入っているのと、ややしゃびしゃびなのでカロチンゼリーとはまた違うかなとも思いました。
チアシードのプチプチ感もあってか、食後に食べるとさっぱりします。
暖かくなってきた季節にはいいかなと思います。

カロリーも低め(70キロカロリーくらい)、栄養もありそうで、なんだか元気になりそうなスイーツでした。
ちなみにグレープ味もあるようですが、オレンジの方が相性がよさそうな気がします。

というわけで、今日も美味しくいただきました。
ごちそうさま、ありがとう~



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2016年04月29日

「親が参画する保育をつくる: 国際比較調査をふまえて 」池本 美香 (著)

「親が参画する保育をつくる: 国際比較調査をふまえて 」池本 美香 (著)

一時期、某ブログで問題化した待機児童問題。
少し前の新聞で、それについての特集があり、有識者三人の意見が書いてありました。

その中で印象に残ったのが池本美香氏のご意見。
保育園や幼稚園などの施設や行政に任せきりにするのではなく、
親や保護者も保育へ協力、協働していくことの重要性を書いていました。

内容はうろ覚えなのですが…
 ・日本では母親の就業のために子供を預けるため、という視点で保育施設を考えがち。
  そのため施設が足りない、狭いけど大人数を押し込む、などの問題が起きる。
  しかし海外では、まず子供にとって最善な保育環境をつくる、という視点から保育施設を考える。
  (そもそもの発想が違う)
 ・日本では親や保護者は保育サービスの消費者でしかないが、
  海外では人手が足りないならば、親も当番制で保育や施設の管理運営を手伝うなど、
  保育者や教育者と共に協力して、質の良い保育を維持しようとしている。
 ・ただ日本でそれができないのは、長時間労働、固定的な労働時間などの労働環境の問題もある、
ということが書いてありました。

日本だと、施設が足りないとなると、
どうしても施設を作るとか保育士などプロをたくさん養成するという発想になるのですが、
親が手伝うという発想もあったのか、と目からウロコの気分でした。

前置きが長くなりましたが、そこで読んでみたのが今回の本です。
「親が参画する保育を作る」
割と薄いのですけど、はっきりいって論文集みたいで読みやすくはない本です(笑)
しかし育児に携わる人たちなら読んでみてもいいのでは、という内容でした。

この本は「保育、教育施設を増やす」「保育の質を高める」ために、
親の参画という手法が生かせないかという視点から、
すでに親の保育への参画が実践されている海外12か国の現状を調べて書いてある本です。
その調査を踏まえての日本への提言もなされていました。

そもそもこの研究は筆者の切実な思いから始まっているらしい。
筆者は自身も働きながら子供をもつ母親の身。
子供を園に預けたとき、意見をいう場が無かったり、
園の方針と親の子育て方針とあわなくてもどかしく思ったりした経験があるそうです。
そんな折、海外では親が参画するシステムがあると知り、
これは早く日本にも知らせるべきだと考え、
研究につながったようです。

ちなみに調べた国は、
ノルウェー、デンマーク、オランダ、イギリス、フランス、スウェーデン、韓国、イタリア、ドイツ、ニュージーランド、カナダ、アメリカ。

全部挙げているとボリュームが多いので、
内容について、私なりに印象に残ったことなど。

●海外の親の保育への参画の例など
 国により制度も事情も様々なのですが、親の参加の形態としては
 「施設の運営に親が参加する」もしくは
 「親が自ら施設を所有、運営する」というのがあるそうです。
 1施設の運営に親が参加する
  ・施設の「運営委員会」に親代表も参加し、経営に意見を出す
    これは施設の代表、職員の代表などと親代表が集まり、
     施設の経営方針、職員の賃金、施設の開園時間、保育料、食事、安全、園児の教育環境…
    などについて話し合う場です。
    海外では、この運営委員会の設置が義務であったり推奨されているケースがほとんどです。
    ちなみに日本ではあんまり経営に親が意見を出す場は無いようです。

  ・「親の会」への参加
    これは親代表の選出だとか、親同士、職員と親との親睦を深める、などの目的で作られている会。
    (日本で言うPTAに近い)
    親の全員参加で、設置が義務であったり推奨されていたりする。

    ここでは、パーティーなどのイベントの企画運営、施設の掃除や修理の当番、
    国によっては保育のお手伝いを当番で行う、
    夜に施設の運営について親同士で話し合う、
    …などということを行っているらしい。
    
    日本では当番とかいうとめんどくさ~、っていうイメージがありますけど、
    海外では役割を持って働きあうのが当たり前というか、
     親自身の能力(得意なこと)を生かせる、
     親同士、子供ぐるみの付き合いができて孤立を防げる、
     地域のコミュニティを作り出せる、
     職員と付き合いが深まって、施設への理不尽な要求が減る、
    など、親にとっても施設にとってもメリットがあるようです。
    あと、親が役を押し付けられている、というよりは、
    職員や経営者と協力してもっといい育児環境を作ろう、という視点から活動している感じがする。

  ・その他
    国によっては
     普段からお茶会を施設で開き、交流する、バースデーパーティーを家で開きみんなを招く
     いつでも施設に来て施設の様子を見に行ける
    など、普段から気楽に施設と付き合っている様子がうかがえます。

 2親が保育施設を所有したり、運営したりする
  国によって様々ですが、動機としては
  ・親自身が、質の高い保育を追求して保育施設を運営するケース
  ・国が財政難のため、民間や親運営の施設の設置を後押しするケース
  ・保育者が、自分の理想の育児追求のために施設を作るケース
  
  形態としては「協同組合」(組合員から保育料とは別に出資金を募る(卒園の時返還)、運営する)
  「共同出資」(有志の親がお金を出し合って作る)など。
  親は経営に最初から参加し、施設の開園時間とか職員の給料とかカリキュラムなどに意見を出す。
  また、職員を雇って保育を行う以外に、
  会員である親自身も保育の補助を行ったりしています。
  
  ・親自身が設置する場合でも、海外では国から補助金が出たり、施設として認められていたりする。
   (日本では親運営の施設は把握すらされていない)
  ・国が補助金を出したり、
   保育の基準のガイドラインを示して質が悪くならないようにしたりしている。
  ・イタリアの共同組合形式、ドイツの森の幼稚園形式、アメリカの共同保育団体などは、
   民間団体ですが中央組織があって、設立のノウハウや職員の研修のやり方などをアドバイスしたり、
   他の施設との交流ができるようなシステムができている。
  ・ニュージーランドなどでは、国は親が保育者となるための講座(資格を取る)を設置し、
   その受講を後押ししています。

   親が保育者になることで、親自身の雇用、親のキャリアアップにもつながっているらしい。

   ただ、この親運営の施設は、どの国もシェアとしては1割程度であり、高くはないです。
   (保育への意識が高い親が行っている、ということなのかな?)
   また割合としては年々減少の傾向にあるようです。
   これは他の企業経営の施設が増えたとか、
   親自身の労働時間の長期化で担い手が減った、などの理由があるらしい。

  3その他
   国によっては、自治体レベルで子供センターや地域会議みたいなものをもち、
   行政、施設、親、就学前の親、
   などが子育てや教育について話し合う場を持つこともあるようです。
   ここから、行政や国の子育て政策へ要望を出すこともできる、ということです。
   ノルウェーのようにマイノリティの親の意見をすくいとる場になっている例もあるし、
   イギリスの「子供センター」などは、地域コミュニティの核となる役割も期待されているらしい。

●海外で保育の参画が進んできた背景
 ・権利意識が確立されている
   「子供の権利」…子供の安全、安心、教育を受ける、意見するなど
   「親の教育権」
  これらは海外では、憲法で保障されている。
  (学校を何歳から行かせるかを親が決める、という国もあるらしい)

  日本では親の教育権について深く考えられていないですが、
  これは日本国憲法ができたときの時代背景もあるようです。
  つまり当時、親となる人たちは軍国教育を受けていたので、
  民主主義を広めるにはよろしくないので、
  教育からは遠ざけられてきた、という経緯があるみたいです。
 
 ・行政、ネットワークの後押し
  海外では、行政が親の保育への参画を後押ししているシステムがきちんとあるように思います。
  ・財政的な支援
  ・施設の運営委員会の設置の義務や推奨
  ・親に育児への参画の意味や、よい施設の見分け方などを記したガイドブックを配る、ネットで公開する
  ・自治体に施設の質維持について、責任を持たせている

●日本での現状
 ・経営委員会の設置が義務化されておらず、親が経営などに口出しできない
  (歴史的背景として、
   1970年代、父母会などが労組などと組んで行政に要望運動(主に予算面で)を行ってきた、
   しかし財政難が進むと、その要望が行政にとって邪魔になってきて、
   父母会の活動を行政が制限する、という動きもあったらしい)
 ・親運営施設が把握されておらず、質についても国の保証がない
 ・PTAや父母会はあるが、親睦が主、切実な課題(いじめ問題、教育問題など)について話し合うことはない
 ・規制緩和により、企業などの参加の動きもある

●日本で親の参画が進まなかった理由
 ・親自身の権利意識が薄い
  これは、親自身も教育に意見を出すという経験がないので
  何をしたらいいか分からない、
  という意味合いもあるようです。
 ・質への不安が少ない(公立が多いため)

●親の参画を進めるための提言
 施設経営者、国や自治体、親、すべてに意識改革が必要なようです。
 ・子供の権利、親の教育権について全体で議論を深めるべき
   議論を深めないまま、形だけ会議や委員会を開いても、
   日本の場合、結局教育側(施設)が色々決めて、親もはっきり意見を出さず(出せず)
   「これは委員会で承認されたからいいですよね」     …とかなりそう。
  教育側の支配を強めるための形だけの会議にならないようにすべき、ということみたいです。
  親自身も、施設任せにせず、自分や地域の子供をどう育てたいのか、真剣に考えるべきなのでしょう。
 
 ・三者が「一緒に教育を作ろう」と話し合う姿勢を持つべき
   日本の場合、 
   教育側は「父母会」などは苦情とか圧力をしてくる団体というイメージ、
   親も負担が増えるとか役割を押し付けられる、というマイナスのイメージ。
  そうではなく、問題が起きたから話し合う場というよりは、
  普段から、みんなでどういう教育を子供たちにしていきましょうか、と話し合っていくことが大事だそうです。

 ○施設者側の課題 
  ・親をサービスの消費者ととらえるのではなく、ともにサービスをつくる生産者としてとらえる
  ・親の能力を保育の質向上に生かせないかを考える
  ・普段から開かれた経営、職員と親との交流、面談などを定期的に行う

 ・国や行政の課題
   1親の運営への参加への後押し
     例えば、運営委員会の設置を義務化する、親運営施設を認定するなど
   2親を参画させるためのきめ細かな情報提供、活性化
     例えば、親へ、保育に参画するメリットや意味、方法などを情報提供する
         保育者へ、研修や親に参画してもらう意味、方法を情報提供する
         親運営施設を立ち上げるノウハウを教える、支援する、研修するなど
   3地域ぐるみで、親代表と行政が幼児教育について議論する場を設ける

 ・親の課題
   日本において親の参画は可能か?というと、否定的意見が多いようです。
   ・親に時間的余裕がない…労働時間が長い、固定的など
   ・親が生徒の立場で親参画を見てきた経験がないので、参画するイメージがわかない
   ・自分の子供だけを考えた無理難題を要求する親(いわゆるモンスターペアレント)

   これらの解決法として、
    ・労働時間の短縮、柔軟化のための議論
    ・親への保育に参画する意味、方法などのきめ細かい情報提供 
    ・経営委員会とは別に親睦のための親の会を設置する(義務化する)
     これは、経営について親が意見を出す場と、
     親睦の場とを分けた方が、
     それぞれの役割に集中できるから、
     という意味合いらしい。
     日常レベルでも会議レベルでもつながりを持つことで、子供についてより深く話ができるのかもしれない。
    ・親自身が、参加のマイナスイメージを拭い、メリットを理解する
      (親の孤立を防ぐ、
      保育者との交流が密にできる、
      過度な要求などがなくなる、
      親の能力を保育や施設維持に役立てることで、親自身の自己実現にもつながる
      …など)
    
 職員や親同士が共に子供の保育について創造的に考えよう
 という機運を作っていくことが大事なようです。

 ・子どもの意見の反映
  海外では、子どもの段階から保育園や学校で、子どもの意見を反映する仕組みがあり、
  この子供が親になったとき、意見を言うのが当たり前という意識になるらしい。

  つまり、将来の親を育てるという意味で、子供の意見を反映させる仕組みも同時に作っておくことが、
  長い目で見て重要ではないか、とのことです。


感想です。
・私も下の子供が園に行っている身ですが、
たしかに園に意見を行ったり、先生とお話しする場がもう少しあればいいなぁと思うことがあります。

 うちは公立に入れるつもりだったんですが、
 公立がつぶれて代わりに私立ができてしまったのでそこに通わせています。
 (行政の方針としては私立に任せていく流れらしい)

 上の子のときは公立からの移行期でしたが、
 下の子のときは私立としての運営になっていたので色々変更がありました。

 例えば上の子の時は開園時間が割と柔軟だったり、制服も無かったけど、
 下の子のときは送り迎え時間によりお金が厳密に計算されたり、制服が義務的になってきたり。

 まぁ経営が成り立たないとやっていけないから変更自体は仕方ない。
 しかしそのやり方がちょっと…
 事後報告というか、
 「こう決まりましたから従ってください」みたいな感じで、
 高圧的な印象はぬぐえない。
 こちらの意見も聞いてもらえるといいなぁ、
 と思ったりするのです。

 先生方も、経営者の方針だから決まりに従わなくてはいけない、みたいな雰囲気があり、
 子供がぐずっても決まりに従わせる、
 協力できない親には批判的、
 みたいなところもあり気になります。

 親と職員と経営者が手を組んで子供と向き合う、という雰囲気が欲しいなぁと思うのです。

・「親の会」のことについて。
 イベントや掃除などをすることを、
 親の負担とかマイナスに考えるのでなく、
 親自身がプラスに考える風潮が欲しいなぁと思いました。

 実は私は上の子のとき、
 たまたまくじでPTAの委員になってしまいました。
 みんな嫌がっていたのですが、私は園の様子が分かっていいなと前向きに考えていました。

 実際、行事の時期だとか、先生の様子、園の様子などが分かって良かったなと思っています。
 子供を預けて大人だけの会議に行く、なんてのも、
 仕事を辞めて以来の経験だったのである意味楽しかったです。
 (子供と預けた義両親とだんなには申し訳ないけど…)

 なので、親も役割があっても、
 やればやったで楽しいんじゃないかな。
 まぁ、専業主婦だから暇なんでしょ、
 と言われそうな気もするけど、
 仕事だって同じだと思う。
 お金のためだけでなく、
 自分の能力をなにかに役立てられる喜びがあるから、みんな働くのではないのかな?

 だけどそれを大っぴらに言えない雰囲気ががありますね。
 PTAの役は嫌がらないと変な人と見られる、みたいな。
 田舎だと余計に、余計なことはしない方がいい、出る杭は打たれる、みたいな雰囲気がある気がします。

 海外の例を見るともっと気楽な感じなんですよね…
 クールビズみたいに、メディアでもキャンペーンでも使って、
 親が職員と協力したらもっといい保育ができるとか、保育に参加するのは楽しい、親の勉強にもなる、
 みたいないいイメージを世間全体に作っていかないと、なかなか変わっていかないのかもしれないなぁ、とも思います。


政府の「子育て支援」機運が高まっている今だからこそ、
自治体の後押しがしやすい気がする。
政府関係者にも、今回の本のような提言に目を向けて欲しいなぁ、と強く思いました。

今回はこの辺で。



posted by Amago at 19:56| Comment(0) | 本(子育て) | 更新情報をチェックする

2016年04月28日

Eテレ オイコノミア 「競争しないとダメですか?」

Eテレ オイコノミア「競争しないとダメですか?」

前回に続き、今回も競争の話ですが、どちらかというと心理学に近いかなという内容です。
ゲストはEXILEのMAKIDAIさん。
実はMAKIDAIさんは大学で経済学を専攻していたそうなのですが、
ダンスに夢中になり中退した過去があるそうです。
(経済学よりダンスの方を選ばれたんですよね?と経済学の先生がチクチクつついてましたけど…(笑))

さて今回は競争の話です。
EXILEでも競争はあるし、お笑いでも競争はある。
MAKIDAIさんも又吉さんも、競争を勝ち抜いてきた方々ではあるのだけど、
逆に競争に巻き込まれていないというか、
競争を達観しているようなコメントが多くて興味深かったです。

覚えている限り内容を書いてみます。
○競争は努力を引き出す
 ・アメリカの学者の研究
  自転車の競争で、単独で走るより複数で走っている人の速さを調べた
  結果、競争がある方が平均5秒/マイル早かった

 ・風船を膨らます実験
  番組が始まる前、又吉さんとMAKIDAIさんにそれぞれ別の場所で風船を膨らましてもらい、大きさを計っていました。
  その後番組内で2人同時にまた風船を膨らませてもらったところ、
  2人とも競い合う方が大きくなっていました。

 つまり競争は実力以上の力を引き出すのだそうです。

  MAKIDAIさん
  「ダンスでも、EXILE以外のグループとでライブをすると、
   前のグループがいいライブをすると自分たちもいいライブをしようと思う」

・「ピア効果」…仲間や同僚から、行動などの影響を受けること
   競争は「正のピア効果」だが、負のピア効果もある
   ・周りに太い人が多いと、自分も太ってしまう
   ・喫煙する人がいると、喫煙するようになる   …など

○競争すればいいというものではない、競争相手が重要
 ・アメリカの空軍養成学校での実験
  成績優秀な生徒、平均的な生徒、成績の悪い生徒に分ける
  全体の成績を上げるため、成績の悪い生徒を優秀な生徒のクラスに混ぜる実験を行った。
  しかし結果は、成績が悪い生徒はより成績が悪化した

  実は、人はあまりにもかなわない相手だと、競争するのを諦めてしまう
  悪い生徒はクラスの中で悪い生徒だけで固まってしまい、
  お互い負のピア効果を生み出したため、このような結果になった
  逆に、平均的な成績の生徒たちを集めたクラスはお互い競い合い、成績がアップした

 ・又吉さんのコメント
   「同じ実力のサッカーの人が二人いたとして、
    一人は強豪校に行く。
    もう一人は普通に頑張る学校に行く。
    強豪校の方が優れた人が多いから、実力が伸びそうだけど、
    実は雑用をやらされたりして練習ができないかもしれない。
    それなら、普通に頑張る学校に行き、
    ずっと試合に出してもらっている方が伸びる可能性もある。
    環境を選ぶのは難しいですね」

 ・MAKIDAIさんによると、EXILEではチーム編成など、
  HIROさんがそのようなうまく競争ができる配慮をしていたのかな、と述べていました。

○よしもと劇場の競争システム
 ここでは、1000組以上の若手芸人が毎週ライブを行っているそうです。
 支配人によると、この競争システムは
 ・実力ごとに四つのクラスに分け、その中で競争させる
  クラスはピラミッド制になっており、上のクラスに行くほど定員が少ない
 ・何ヵ月かに一回、次のレベルのクラスへの入れ替え戦がある
 ・上のクラスに行くほどギャラが良かったり、メディアへの出演やMCのチャンスが多い

 経済学の先生によると、
 このシステムは経済学にかなったシステムらしい。
  ・一つは、クラス分けして同じレベルの人同士で競わせているところ(正のピア効果)
  ・もう一つは、上のレベルに行くほど優遇される報酬体系であること(トーナメント理論)
  又吉さんも、この競争システムは楽しかった、と言っていました。

  ちなみにEXILEの報酬体系も、頑張れば報われるシステムはあるらしいけど、
  他にHIROさんがライブの後など、メンバー一人一人に合うプレゼントを用意する心使いをしてくれていたらしい。

○競争は負けると辛いが、負けた人にとってもメリットがある
 ・「火花」の一節(負ける人の存在の重要さ)
  又吉さんの小説「火花」は、面白いのに結局売れなかった芸人が出てくるお話だそうです。
  (申し訳ないですが、私は読んだことが無いです…)
  経済学の先生によると、その中の文章は、経済学が見え隠れするのだそうです。

  「前の人たちがいたからこそ、自分たちの笑いが作れた、だから共同作業みたいなものだ」
  「面白くない芸人がいたからって、その人たちはいなくてよかったかというと、絶対そんなことはない。
   その人たちも一緒にやってきたからこそ、面白い芸人が生まれた」

  みたいな意味合いの文章(間違ってたらすみません…)があり、
  これらは競争があるから、面白いものが生まれるし、
  競争に負ける人たちがいるからこそ競争が生まれる、という面を示しているそうだ。

 ・オーストリアの経済学者の言葉「競争は適性を見つけるのに役立つ」
  競争は、何かをさせるのに誰が一番適性があるのか、を見つけるのに最も役立つ、と述べたそうだ。

  経済学の先生の解説によると、
  競争させる身にとってもそういうメリットはあるが、
  競争する身にとっても、自分の適性が分かるメリットがある。
   つまり、競争に勝てば「これが自分の得意なものだ」
   競争に敗れたとしても「これには向いてないから次に行こう」と思えるのだそうだ。
  なので経済学的には、競争に負けることも悪いことではないそうだ。

 ・又吉さんも常にそう思うそうで、
  「なぜ学校で勉強するか」と言えばそう答える、
  つまり自分が他の子よりできること、できないことが分かることじゃないか、と。
  学校では競争で敗れるとダメだ、みたいな感じだけど、
  他にも適性があるんだよということを言ってほしいと思う、とも述べてました。
  だけど難しいですね…とも言っていました。
  それを言い過ぎると、何事も頑張る前に「これは向いてないわ」と諦めてしまうこともある。
  もうちょっと頑張れば壁を破って上に行けたかもしれないのに、そこを努力しなくなることもある…

○競争システムへの危惧
 ・MAKIDAIさんの話
  EXILEでも競争システムはあるらしいのですが、
  若い子などは、競争だけに追われて、自由にやっていいとなると戸惑う子もいるらしい。
  なので、競争だけでなく、
  共同作業とか自由制作などの作業も同時にやっていく必要があるのを感じるそうです。

 ・又吉さんの話
  彼が競争が苦手なのは、勝った人だけが称賛されるところなのだそう。
  お笑いでも、一番の人はやっぱり面白い。そこはそれで楽しめる。
  だけど他にも個性があって、いろんな面白さがある。
  そこを認め合って、楽しんで競争するのがいいのかなと述べていました。

感想です。
なんか今日は内容が濃いような気がしたのですけど…
(覚えてないところもあるかも)
・又吉さんの「競争する環境を選ぶのも難しい」というコメントはなかなか味があるなと思いました。
 子供の進学だって、それが子供を伸ばす競争環境かどうかは、後にならないと分からない。
 受験に勝っても、入ってみたら実力以上の学校で自信を無くす子もいる。
 あるいはたまたま学校で決められたクラスが不良だらけで、その影響を受ける可能性もありうる。

 もしかして、重要なのは途中で親や本人が「これは自分にとって適正な環境なのか」を見極めて、
 もし悪かったら軌道修正する柔軟さなのかもしれない。
 今回の話によると、適正な環境かどうか、の基準は
 「所属するクラスが自分の実力とだいたい同じかちょっと上くらいの人の集まりか」
 (つまり周りが良すぎても悪すぎても良くない)になりそうです。

 まぁ、現実的には子供の学校を変えるとかはそんなにすぐにはできないだろうけど、
合ってない環境かも知れないことを自覚して、何かを変えることはできる。
 レベルが高すぎるなら補習を頼んでみる、
 他の競争の世界を見つける(塾や趣味のサークルなど)…とか。

・競争に敗れるメリット、の話も印象に残りました。
 誰だって負けるのは嫌だけど、自分の向き不向きを知るためと思えば前向きになれそうです。
 負けてへこんでる子にも、「他に向いてることあるかもよ」と言ってあげたらいいのかもしれない。

 しかし、向いてないのに負ければ負けるほど意地になって頑張ってしまう子もいる。
(まぁ、職人とか芸の世界だと、
 向いてないと思いながら色んな理由(生活のためなど)で何十年もコツコツ続けて職を全うする人もいますので、
 それはそれでひとつの才能ではあると思うけど)
 逆に、実力はあるのにちょっと負けたからすぐ諦めてしまう子もいる。
 他にも目を向けてみたら、とか、
 もうちょっと頑張ってみたら、とか、
 個性に合わせたアドバイスが必要なのかもしれませんね。

・私はEXILEについては全く興味がなく、メンバーの数すら知らない人間なのですが
 (ちょっと男っぽさムンムンなのがなんとなく苦手なので…)
 話を聞いていると、HIROさんのプロデュース能力はなんか凄そうだ、というのはわかりました。
 人材育成的な面から見たEXILEというシステムは面白そう。
 そういう意味ではちょっと興味がわいたかも。

・MAKIDAIさんも又吉さんも、競争を勝ち抜いてきたはずの二人ですが、
 「競争に勝った」意識がなさそうで、それが逆にいいのかなと思いました。
 そもそも、競争をしているというより、他の人と磨きあえて楽しい、みたいな雰囲気を感じます。

 競争というと勝った負けたとかなんか殺伐としてますけど、
 そういう風に、
 「他人の存在や個性を一緒に楽しむ」
 「自分の適性をワクワク探す」
 みたいな気持ちで取り組んだらいいのかなと思いました。

なんかまとまりないですが、今回はこの辺で。
 
posted by Amago at 20:34| Comment(0) | テレビ(オイコノミア) | 更新情報をチェックする