2017年02月28日

セブンイレブン「期間限定クラブハウス(チキン&ハム)」「カマンベールチーズスフレ」

セブンイレブン「期間限定クラブハウス(チキン&ハム)」「カマンベールチーズスフレ」

お昼に食べたもの。

「期間限定クラブハウス(チキン&ハム)」
期間限定に弱いので買ってしまった(笑)

ハーブ入り、だそうです。
ハーブは好き(あんまり名前は知らないけど)なので期待。

三角の耳なしパンにチキン、トマト、レタス、ハムなどが挟んであります。
さていただきます。

おお、一口目はバジルの香りがいい。
あとディルとかセロリ系の爽やかな香りもします。

チキンのところにバジルがあるようだ。
チキンは塊ではなく細かくスライス?したようなもので、
マヨネーズみたいなソースで合えてあるのだが、
見たところ緑色なのでここにバジルも混ざっているみたいです。

チキンはもも肉をグリルした感じで、柔らかくて香ばしい。
さらに、シャキシャキした歯触りもするなぁと思っていたら、
ピクルスみたいなのが細かく砕いたのも入っているようだ。

バジルとピクルスみたいな酸味のある香りがすがすがしく、マヨネーズなのにさっぱりします。
チキンはちょっと味濃いめなんですが、
トマトとシャキシャキレタスで中和されてちょうどいい感じ。
ハムはチキンに比べたら存在感はないかな…

パンは二組あるのですが、
もう一組は心なしかバジルというより、コショウが強い気がします。
でもピリピリ辛いわけではなく、
コショウの香ばしい香りだけなのでこれもまたすっきりします。

チキンのハーブ、とあったので、
もっと焼く肉に使うようなスパイシーなハーブかと思っていたけど
サラダとかマリネに似た雰囲気でした。

チキンのボリュームが思ったよりあり、
野菜の量もバランスよく、
何よりハーブやコショウの香りが効いていて美味しかったです。

ホームページによると4種類のハーブとペッパーらしいのだがバジル以外は何だったんだろう…
材料みても分からなかった。

さて次。
「カマンベールチーズスフレ」
見るからにインパクトがあります。でかい…
丸い形のスフレチーズケーキ。
製造は山崎パン。

味は想像できるけど
あまりに美味しそうなので買ってしまった。

表面は焼き色がついていて、アプリコットソースが塗られてツヤツヤです。
さていただきます。

おお、予想通りの味。
いわゆるスフレタイプのチーズケーキ~
口当たりはふんわりしっとり、舌の上でねっとりまったり。
チーズの香りがほんのり鼻に抜けていきます。
底には薄くスポンジみたいなのが敷いてあります。
甘さもほどよく、ふんわりなのでとっても食べやすい。

ちなみに個人的な話ですが、
子供の頃スフレのチーズケーキで有名な店がありまして、
我が家は誕生日、クリスマスなど記念日にはいつもそこのチーズケーキでした…

なので私は逆にスフレチーズケーキは食べ飽きてしまい、
大人になってからはずっしり系のチーズケーキの方が好きだったのですが…

たまに食べるのもなんか懐かしくていいなと思いました。
(ちなみにそこのケーキ屋さんは閉店してしまった…と聞き、残念に思っていたが
職人さんが復刻版を作ってネットで販売しているらしい)

昔は市販のスフレチーズケーキってパサパサで美味しくなかったけど
今はコンビニでそれなりに美味しいものが食べられるのは良いですね。

大きいのもあり、
けっこうカロリー高いです(390キロカロリーくらい?)
です。
でも今日はお腹すいてたしペロッと食べてしまいました(笑)

ちょっと値段高めですが
スフレタイプのチーズケーキ好きな方にはおすすめです。

というわけで今回もごちそうさまでした、ありがとう~
posted by Amago at 20:06| Comment(0) | 食(コンビニ) | 更新情報をチェックする

2017年02月27日

西友「みなさまのお墨付き ひよこ豆と野菜のチャナマサラカレー」 花畑牧場「3種のチーズタルト」

西友「みなさまのお墨付き ひよこ豆と野菜のチャナマサラカレー」
花畑牧場「3種のチーズタルト」

今日食べたもの。
西友「みなさまのお墨付き ひよこ豆と野菜のチャナマサラカレー」

こないだ西友で、
いつもはいかないレトルトカレー売り場に行ったら、エスニック系のカレーが多くてびっくり。
グリーンカレー、レッドカレー、チキンカレーなど、
割とメジャーどころもありますが、
サグダール、ブーパッポン、チャナマサラなど耳慣れないものも…

サグダールはよくインドカレー屋さんで食べるし、
ブーパッポンはなんか怪しいし(笑)、
色々迷ったが今回はこれにしてみた。

そもそも本物のチャナマサラの味が分からないのですけど…

温めていただきます。
真ん丸に近い形のお豆がゴロゴロ入ったカレーです。

ん?なんかカレーっぽくない。
ウスターソースのような酸味がある。
よく見たら「ソテードオニオンとトマトの風味」
とあるので、そうか、トマトソースのカレーなのね。
トマトソースに、焦がした野菜のような旨味とか調味料を加えて濃厚にしたような味がします。

でも後からスパイスの香りと辛さが来るから
やはりエスニックな雰囲気です。
スパイスは、いわゆるカレールーとかマスタードみたいなまったりホットな風味ではなく、
シナモンとかナツメグ系にも似た、ちょっと甘いようなエキゾチックな香りです。
入れ物にはクミンなど、とあったんですけど、クミンの香りを知らないのでねぇ…

後からけっこうピリっと来ますね。唐辛子かな?
でも焦がし玉ねぎの甘味、トマトの甘酸っぱさがあるので食べやすいです。

ひよこ豆は思ったよりゴロゴロ入っていました。
その他、赤い野菜の切れはしもあったのでパプリカかな?と思っていたけど、
材料を見ると
「ソテードオニオン、具(トマト、しょうが、にんにく、ひよこ豆)、トマトペースと、香辛料…」
ですので、トマトらしい。

トマトベースなのでミートソースなどにも近いのだが、
なんというか、ミートソースってお肉の旨味や脂が溶けていて、トマトの酸味もまろやかなのに対して
こちらはベジタブルなせいか、酸味がキーンと鋭い気がします。
しかしお肉がない分あっさりめなので、
これはこれでいいなと思いました。

にんにくの香りはあんまり分からなかったけど、食べてから気づいた。
口や胃のなかにはしっかり匂いが残っていました…

難を言えば、レトルト臭が若干あるかなとは思うが、
このお値段でお手軽にエスニックが食べられるのはありがたい。
サグダールとかマッサマンとかも食べてみたいと思いました。


ちなみにチャナマサラは聞いたことなかったので調べてみました。

ウィキペディアや
http://jp.ndish.com/recipe/a435/
のページなどによると
チャナマサラは、
インドの北の方のパンジャーブ地方
(インドとパキスタンにまたがる辺りらしい)
のカレーらしいです。

「チャナ」はひよこ豆、
「マサラ」は、香辛料を混ぜた汁気のないカレーを指すらしい。
基本的には、ひよこ豆とトマト、スパイスを使った料理だそうです。
他の具は、玉ねぎとかニンニク、ショウガ、唐辛子のほか、
乾燥マンゴー、ザクロの種なんかもあるようです。

香辛料はレシピや料理人によりアレンジがあるらしい。
クミン、コリアンダー、シナモン、カルダモン、ガラムマサラなど…

また、このチャナマサラに油で揚げたパンみたいなのを添えたのが
「チョーレー・バトゥーレー」という料理だそうな。

豆カレーっていうとダルカレーだけかと思っていたけど、
こんな料理もあったのね。
(気づいてなかっただけかもしれないけど)

ちなみにこのカレー、
豆と野菜だけなので、
ヴィーガンだっけ、動物性のものを一切食べない厳格なベジタリアンでも食べられそうです。
インド料理屋にあったら探してみようかな。


さて次。
花畑牧場「3種のチーズタルト」

スーパーで売ってたので買ってみました。珍しい。

エッグタルトもありましたがチーズタルトの方が好きなのでこちらを買った。

小さめのタルトです。
3種のチーズとは、
「リコッタチーズ、クリームチーズ、フロマージュブラン」
だそうです。もちろん花畑牧場製。

さていただきます。
まずはタルトの皮から。
こちらはちょっとしっとりめのクッキーみたいな感じ、
あんまりバターの香りはしないかな。
ちょっと甘い。

中のチーズを食べてみます。
んー…。
チーズの味が弱い。
どっちかいうとエッグタルトみたい。卵風味を感じます。

断面を見てもチーズ層が薄い…
タルトと同じくらいの厚さではないか?
チーズ自体、リコッタ、クリチ、フロマージュブラン、とマイルド系のものではあるとはいえ、
それにしてもチーズの風味がしない。
甘さが強いせいもあるかも。

うーん、牧場のチーズを売りにするならもっとたっぷり入れて欲しかった。
ただ、無添加なだけあり、
保存料などの人工的な臭みがないのはいいかなと思います。

やはりお取り寄せの方が美味しいのかしら。
今度ショッピングモールに北海道うまいもん市みたいなので出展してたら買ってみたい。

というわけで今回もごちそうさまでした、ありがとう~
posted by Amago at 20:00| Comment(0) | | 更新情報をチェックする

2017年02月26日

NHK BS1スペシャル「ザ・リアル・ボイス ~ダイナーからアメリカの本音が聞こえるⅡ」

NHK BS1スペシャル「ザ・リアル・ボイス ~ダイナーからアメリカの本音が聞こえるⅡ」

 アメリカの大衆食堂である「ダイナー」で、一般の人々の意見を聞いていく番組。
 アメリカ編は去年一回あったみたいですが
 今回はトランプ大統領の誕生を受けた第二弾のようです。

 この番組、ロシア編が面白かったのでアメリカも見てみました。
 アメリカに関しては報道も多いので、ロシアほど新鮮味はなかったものの、
 今回も一般の人の率直な意見が見られて良かったです。
 というわけで内容と感想を書いてみます。

 (最初にお断りしておきますが、今回もダラダラ見てたので
記憶違いがあればすみません…)

 トランプ大統領の誕生で影響を受けたと思われる4都市のダイナーを回っています。
・カリフォルニア州ロサンゼルス
・テキサス州ウェーコ
・アリゾナ州フェニックス
・ミシガン州ランシング

 それぞれの都市の紹介のほか、
 ダイナーの紹介もしています。

 ダイナーとは食堂列車がその起源だそうで、
 アメリカの一般的なダイナーは赤白や黒白などの鮮やかな格子模様の床、
 遊び心のあるインテリアが特徴的。

 メニューはハンバーガー、肉料理にフライドポテトなど、
 アメリカンなボリュームたっぷりなものとコーヒー、が一般的なようです。

 ロサンゼルスでは、90年続く老舗のダイナーが舞台でした。
 ここは、外装も内装も創業以来そのままだそうです。
 雰囲気もレトロで素敵、歴史的な人物のサインなどもあり、一種の観光名所なのだそう。
 メニューでは、大きな厚切りハムを焼いたものや、卵料理などが人気だそうです。

 テキサスでは、赤白を基調とした可愛らしいダイナーでした。
 (名前も「キム(日本で言えば花子みたいな一般的な女の子の名前)のダイナー」で可愛らしい)
 ここではテキサスビーフが名物だそうで、
 はみ出そうなビーフハンバーグとチーズが2層重ねのハンバーガーがめちゃんこ美味しそうだった。
 これで7ドルくらいなんだって。

 アリゾナでは、メキシコ移民が始めたというダイナーで、
 そのためインテリアも茶色っぽい落ち着いた色調、
 床のタイルも六角形のものと、
 一般的なアメリカンスタイルとは一味違う。
 料理も豆を使うメキシコ料理。
 有名なのは大きな春巻きの皮みたいなので挽き肉などを巻いて、
 それを油で揚げてこんがり焼き、
 さらにチーズを載せてオーブンで焼き、
 豆のペーストやお野菜を添えて食べる、チミチャンガと呼ばれる料理。
 これもすごく美味しそうでした。
 定期的にメキシコ音楽のバンド演奏などもしていたそうです。

 最後のミシガン州は食堂列車の形をした伝統的なダイナーで、
 自動車工場の労働者がよく利用するのだそう。
 そのためハンバーガーなど手軽なものが多いみたいです。
 本当はハッシュドポテト?オムレツ?みたいなのに野菜など載せた料理が有名みたいなんですけど、
 価格が高いらしく、最近は価格が低いハンバーガーばかりが売れているとのこと。
 こちらはなんだか物悲しいものを感じました。

 さて話の内容は、今回は全てトランプ大統領について。
 アメリカらしく多様な意見があり、
 全部取り上げるのは難しいので、
 印象的な話を中心に書いてみます。

・カリフォルニア州ロサンゼルス
 ここはトランプ氏の得票が3割だったか、かなり低かった所。
 「結果を受けて先生がショックで寝込んでしまった」
 という学生もいました。
 選挙が終わっても、トランプ氏に反対するデモもたくさん起きています。
 しかし
 「デモはいいやり方ではない」
 「人々を分断させるだけ」
 という意見も。

 ほか
 「アメリカには民主主義の制度がある、
  トランプ氏もそう簡単に思い通りには出来ない」
 と話す方もいました。

 お昼時になり、お客さんもまた増えてきた。
 ここでも話を聞いていくと
 「ノーコメント」
 「さあね、知らない、うまくいくといいんじゃない」
 と素っ気ない返事が増える。
 ナレーションによると、なんたかトランプ氏への敵意を感じる空気だとか。
 一人のお客さんがネットニュースを見せてくれて、
 この日「女性によるデモ」
 が始まるのだと教えてくれました。
 「トランプは女性を人間と思ってない」
 「彼は信頼できない、嫌い」
 トランプ氏の女性蔑視発言に嫌悪感を示す女性もけっこういました。
 指に♀マークを刺青してデモにも参加したという女性は
 「女性にも力があることを示さないと」

 お店のオーナーさんも来てました。
 ご高齢ですが、お洒落で上品な雰囲気の方。
 「このお店は昔のままです」
 改装する気はないのか、という質問にも
 「恋人と同じですよ、好きな人にはいつまでも変わらずいて欲しいでしょ」
 と軽妙な受け答え。

 さてこの方はトランプ氏についてはどうかと言えば
 「一歩引いてみることです、彼がすべきことをするのか見守りましょう」
 ホームレスの男性とも知り合いで
 「彼は今はホームレスですが、未来の大統領です。
  可能性は誰にでも無限大ですよ」
 最後まで素敵な方でした。

・テキサス州ウェーコ
 ここにある大学では、大統領選のあと、
 全米が注目した事件があったそうです。

 それは白人男性が黒人の女子大生を突飛ばし、
 「我々はアメリカを偉大にしているんだ」
 トランプ氏の発言を真似て言った事件。
 被害者の女子大生が動画でそれを告発し
 「トランプ氏に投票した人ならこの言葉の意味が分かるでしょう」
 と話していました。

 さてそこのダイナーにいる人々に話を聞くと
 「トランプは変化を起こしてくれる」
 「今まで誰も言わなかったことを言ってくれた」
 と期待する声がありました。

 そんな中、学生の一人に事件について聞いていました。
 「最初は人種間の問題だったが、
  人種差別意識を引きずり出したトランプ氏への批判、
という話に変わっていった」
 とのこと。

 ナレーションによれば、
 事件が起きると、差別に反発する動きがすぐに起きたそうです。
 被害の女子大生を守るため、
 一緒に登校する人たちが集まった。
 しかし、その人たちとトランプ支持者との対立が起きたのだそう。
 トランプ氏支持者は
 「我々はアメリカを偉大にするんだ」と言い、
 有色人種の人は
 「君たちのせいで僕たちは苦しんでいる。
  僕もアメリカ人だ、ここも僕の国なんだ」
 と訴えていました。

 ダイナーにいた学生によれば
 「トランプ氏支持者も、自分達は攻撃されていると感じている」
 とのこと。
 「トランプ氏は人々の差別意識を引きずり出してしまった、
  誰もが心の中に持っていた闇をね」
 同席していたガールフレンドは
 「トランプ氏は言っちゃいけないことを平気で言っている。
  対立は話し合いをできなくしてしまうだけ、中立の立場を認めなくしてしまうのが心配」
 と話していました。

 実際、テキサスではヘイトクライム(憎悪による犯罪)が増えているそうです。
 しかしここのダイナーのお客さんの意見は様々。
 「ヘイトクライムなんてマスコミのでっちあげ」
 「黒人差別なんてTVの中だけ、目撃したことなんかない」
 という白人の方もいました。

 また
 「50年代はもっと黒人差別がひどかった、
  白人と黒人は同じ店に入れなかった」
 という高齢の方は
 「トランプ氏は強いアメリカを復活させるというが、
  それは古きよきアメリカと同時に、その頃の差別も思い起こさせているのでは」
 というような意見を言っていて興味深い。

 また、ネイティブアメリカン(先住民)のかたは
 「アメリカはどの人種も自由を失うことを恐れている、
  彼らは自由を求めて泳ぐ魚のようなもの、
  アメリカの自由というのはそもそも幻想」
 というような発言もしていました。

 最後に浅黒の敬虔なクリスチャンの女性が
 「トランプ氏の当選後、
  神のもとでは皆平等のはずなのに、
  牧師が政治的な話をするようになった。
  教会に行けなくなってしまった」
 という悲しい話をしていました。
 「アメリカを偉大にする」
 というトランプ氏の発言には冷笑し、
 「一人の男がアメリカを偉大にすることなんかできません、
  アメリカを偉大にさせなくすることはできます、私たちはそれを忘れてはいけない」

・アリゾナ州フェニックス
 ここは国境沿いの町で、メキシコ移民が多いそうです。
 トランプ氏は
 「メキシコとの国境に壁を作る、
  費用はメキシコに払わせる」
 と公約。移民からは反発を受けています。

 ここのダイナーでも、移民からはトランプ氏への批判的な意見が聞かれました。
 家族に不法滞在の移民がいる方は
 「いつ帰れと言われるか怖い」
 夫が不法移民の方は、夫がメキシコに帰されたとかで
 「夫とはもう会えない」とのこと。
 ほかにも
 「自由を求めて全てを捨ててこの国に来た、
  今さら帰れと言われてもあちらには家族も家もない」
 「アメリカ国民なのにパスポートを持ち歩いている」
 という人も。
 ヒスパニックだからという理由で職務質問をされることがあるのだそうです。

 また、トランプ氏の当選後
 「バイト先で差別的な発言を受けた」
 「11歳のいとこがいじめられた」
 などのヒスパニック系の方もいました。

 話を聞いているうちに、
 同じヒスパニック系と言っても色々な立場の方がいることが分かったらしい。
 ・不法滞在している移民、
 ・アメリカ国民となって合法的に住んでいる移民、
 ・そしてその間の、アメリカ国籍は無いが滞在を許されている移民。

 この、国民ではないが滞在を許可されている女学生がいました。
 彼女は不法滞在移民の子供ですが、
 大学の許可証は持っているとのこと。
 これは、オバマ氏が大統領のとき
 「どんな子供にも、教育を受ける権利がある」
 と、学生には特別に滞在許可を与える措置をとったことによるのだそうです。
 彼女は
 「この許可証をもらったときは本当に嬉しかった、
  おめでとう、あなたもこれでアメリカ国民よ、
  と言われている気分だった」
 と話していました。
 しかし、この措置はトランプ氏に交代後、続けられるかは不透明。
 「まだ子供の私のめいが、
  自分の時には許可証をもらえるのか、
  と聞いてきたとき答えられなかった。
  何で小さい子供が、自分が許可を貰えるか心配しなくてはいけないのか」
 と涙ぐみながら話していました。

 オーナーさんにも話を聞いていました。
 創業者はメキシコ移民で、
 今のオーナーはその息子さんでした。
 「最初は小さな小屋から始めたんだ、
  母が少しずつ土地を買い足して広げていった。
  家族で一生懸命働いた」
 おかげで今は10店舗に拡大するまでになったのだそう。

 しかし、彼にトランプ氏の移民政策について訊ねたところ
 「そんな単純な話じゃない」
 と微妙な答え。

 実はヒスパニックの方がみんな反トランプかと思いきや、
 ヒスパニック系の1/3がトランプ氏に投票した、
 という事実があるそうです。

 このダイナーに来る人たちの中にも
 「彼らは法を破っているんだから色々言われても仕方ない」
 という意見もけっこうありました。

 「彼らは僕らのやりたがらない仕事をしてくれる。
  お金を稼ぎたくてアメリカに来たのだから、
  そういう仕事は彼らにしてもらえばいい。
  ただメキシコに送金するのはやめてもらいたい、
  アメリカにお金を落としてもらわないと」
 という意見を言う人も。

 更には
 「法を破るやつらは帰れ」
 と強烈なことを言う家族もいました。
 まだ子供の息子たちは
 「メキシコとの国境に壁を作る、費用はやつらに払わせる」
 とのトランプ氏の言葉を笑いながら言っていました。

 前は定期的にメキシコ音楽のライブ演奏もあったそうなんですが、
 選挙後はそれも無くなってしまったそうです。
 遠い異国で、同じ祖国の者同士が交流するはずの場所も、
 選挙後は分断されてしまった現実があるようです。

・ミシガン州ランシング
 ミシガン州はGMのお膝元、
 伝統的に車産業が盛んだった都市の1つ。
 このような都市では、グローバル化により労働力の安い海外に雇用を奪われ、仕事を失った人々が多い。
 そうした人たちは、トランプ氏の雇用政策に期待を寄せています。

 ここでは、GMの工場の近くにあるダイナーを訪ねていました。
 昔の食堂車の形をしたシンプルなダイナーで
 お客さんはほとんどが工場で働く労働者。

 GMは、トランプ氏の当選後、800人の解雇を決定したそうです。
 ここの工場もその対象となり、
 解雇されたのはほとんどが非正規雇用者だったそうです。

 しかしここの工場では、
 トランプ氏は就任までになんとか阻止してくれるのではないか、
 という噂がまことしやかに囁かれたそうです。

 というのは、トランプ氏は当選決定後、就任前にも行動を開始。
 工場のメキシコ移転が決まっていた他の企業で、
 トップに直談判して移転を止めさせた。

 また、トヨタやGMなど、メキシコに工場を持つ大企業にも、
 国内に工場を移転してアメリカの雇用を増やすべきだとツイッターで批判。

 アメリカの失業者にとっては、
 まるで救世主が現れたような感覚だったらしい。
 それで、GMにも何かしてくれるのでは、という期待が高まったようです。

 しかしグローバル企業にはそのやり方が通用するかというと…
 GMのCEOはトランプ氏のツイッターにも
 「全ての人にとってベストな決断をするだけです」
 とコメント。

 さて、ここのダイナーにも、
 解雇が決まった非正規労働者がいました。
 「車が好きでGMに働いていた、
  仕事がなくなるから探さなきゃならないけど、
  いつかまたGMでまた働きたい」
 彼は高級車を手に入れるのが夢だ、と話していました。

 夜勤を終えた労働者たちも
 「トランプが何かしてくれるだろう」
 「中国をやっつけてくれるはず」
 など、もうトランプ氏にすがるしかないとも聞こえるような意見。

 朝になり、日勤の人が労働前の朝ご飯を食べに来ましたが、
 友人同士なのに
 二人はご飯を食べていて、
 一人はコーヒーだけの人もいました。
 食べていない一人は非正規の方で、
 リストラが決まってからはコーヒーだけにしているそうです。
 それまでは仲良く一緒に食べていたそうなのですが…
 雰囲気も気まずく、食べていた二人は先に出ていきました。
 残った一人は
 「誰かに助けを求めたいけど、
  みんな次は自分かもと恐れているんだ、仕方ない」
 と話していました。

 ここのウリはハッシュなんとかという、
 ハッシュポテト?オムレツ?みたいなメニューみたいなのですが、
 9ドル以上でやや高い。
 リーマンショック以降、この料理の注文は減ったとか…
 取材のときのお客さんも、ほとんどが安いハンバーガーを食べていました。

 しかしそれすら食べられない人もいる。
 全く食べないのに座ってお店の方と話している男性もいました。
 ドライバーだが、解雇されて大変だ、と話していました。
 食べるお金はないけど、このお店が好きなのでここにいるのだそう。
 率先して雪掻きもしていました。
 「お店の女の子が、ありがとう、ディナーをご馳走するわって言ってくれるかもしれないだろ?
  動かないと何も得られないんだ」
 まぁ、お礼はコーヒーだけだったみたいですが…

 ダイナーの色んなお客さんの話の後、
 「結局、GMは解雇を予定通り実行した」
 というナレーションが無情にも流れました。

 最後に話を聞いた方は
 GMの工場近くのジムで働く方。
 ジムに来るのはほとんどがGM労働者だそうですが、
 ジムの閉店も決まり、
 20年近く働いていたこの方も解雇されたそうです。
 明日で終わりだとかで
 「今日は最後のお祝いさ」
 しかしハッシュなんとかではなく、安いハンバーガーを注文、
 一口一口、噛みしめながら食べていました。

 色んなコメントを流したあと「それもまた、リアル・ボイス」
 という言葉でしめくくられていました。

 ところでこの番組、色んなダイナーに無人カメラとマイクをつけ、
 トランプ大統領へのメッセージを自由に話してもらう
 「ザ・リトル・ボイス」
 というコーナーもありました。

 これもコメント多くてあんまり覚えてないのだが
 「あなたはそんなに頻繁にツイッターしなくていいですよ、
  よく文章を考えて発言した方がいいです。
  大統領はもっと大事なことに専念してください」
 という言葉が一番印象に残りました。
 (皮肉にも聞こえるけど、なんか頷いてしまった…)

 ほかは、
 「多様性を認めるのがアメリカだ」
 「トランプは好きじゃない」
 という批判的なコメントもあれば
 「新しい風が吹くことを期待している」
 という前向きな意見、
 「お手並み拝見だね、四年続くかは分からないけど」という冷めた意見も。
 ほか、レズビアンの人は
 「これから偏見が増えるのが怖い」
 ヒスパニックの方も
 「壁を作るのが心配」など
 マイノリティの方は不安がるコメントが多かったように思います。
 カナダの人は
 「カナダは隣だから何かあったら不安」
 ほかの外国の方も、平和を願うコメントがありました。
 また、
 「あなたはとても影響力のある立場にいることを自覚して欲しい」
 「偉大なことをできるかもしれないんですよ」
 など。
 立場により色んなコメントがあり、ほんとにるつぼの国だなぁと実感させられました。

 しかし、この番組を見ていて思ったのは
 アメリカは健全だなということ。

 デモの増加、差別の増加はたしかにあるかもしれないけど、
 それを批判する人も同程度いるし、
 意見の分断を憂い、行動できる人たちも少なからずいる。

 アメリカ人は、たとえ自分一人だけ違う意見を持っていたとしても、
 それが正しいと思えば言い続けられる強さが一人一人にあるように思いました。
 また、相手に賛成はできなくても、
 お互いの発言は認める風土があるように思います(でないと自分も発言できなくなるから)

 そうやってお互いの意見をぶつけ合いながら、
 落としどころを探っていく文化なのかな。
 一時的に悪い方向に転ぶことがあるとしても、
 そうやって意見しあって、すぐに方向を変えられる強みがあるのかなと思いました。

 最近でも、大統領令の停止の様子などを見ていると
 トランプさんも、あんまりやたらなことをしてたら首にされちゃうかもよ…(制度はあるらしいので、本気でされかねない)
 てなことを感じます。

このリアル・ボイス、なかなか面白いので、今度は他の国でもやって欲しいなぁ~

というわけで今回はこの辺で。