2017年03月31日

NHKBS1 「世界のドキュメンタリー あなたの脳は男性?女性?」

NHKBS1 「世界のドキュメンタリー あなたの脳は男性?女性?」

2014年のBBC制作の番組、再放送だそうです
脳に男女差はあるのか、
という疑問に挑んだ番組です。
といっても娯楽番組に近い感じで、気楽に見られました。
結論は出ないけど、色んな研究の紹介が面白かったです。

○能力の男女差は存在する
 最初に、男女6人を集めてテストしていました。
 彼らは年齢、職業などはみんなバラバラ
 行ったテストは以下のもの。
 ・空間認知能力テスト
  ある立体図形を見せて、
  選択肢から同じ図形を選ぶ問題
  選択肢の図は、違う角度から見たものなので
  頭のなかで回転しないと分からない
  (知能テストにありそうなものです)

  女性は苦戦していました。
  これは男性の方が、成績が良かったらしい
  ネットでも20万人に同様のテストをしたそうですが、
  53か国で男性の成績が上だったそう

 ・感情の把握テスト
  俳優に色んな表情をさせて、感情を当てる問題
  俳優は、言葉は発しているが意味の分からない言語

  男性は言葉が分からないので分かりにくい、と話していました
  女性は、空間のテストよりずっと簡単だ、と話していました

  実際、女性の方が成績がよく
  ジュネーブ大学で300人対象に行っても、女性の方が良かったそうです

○男女差は生まれつきか後天的なものか
 番組の進行役は医学ジャーナリストの男性と
 バーミンガム大学教授の女性でした

 医学ジャーナリストの男性は、
 男女差は、ホルモンや遺伝子など、先天的な影響が強いと考えており
 大学教授の方は、文化や教育などの後天的な影響が強い、
 という意見でした
 
 全体的に、二人が論争する、という形式で
 それぞれの考えを支持する研究を、お互いが取材していました。

 まずは医学ジャーナリスト氏の取材。
○サルにもオモチャの嗜好に男女差がある
 子供にオモチャを選ばせると
 男の子は車、トラック、電車など車輪のついたもの、
 女の子は人形を選ぶことが多い

 これはなぜなのか?
 女の子らしく、男らしく育てられたせいではないか、という意見もある
 そこで2002年、文化の影響のないサルに対して実験が行われた

 サルに車、トラック、人形など色んなオモチャをみせ、選ばせる
 オスが車を選ぶのは人形の2倍、
 メスも人形をより選ぶ結果だった、とのこと

 医学ジャーナリストもサファリパークで再試験していましたが、
 このときはもっとハッキリしていて
 オスは車に食いつきがよく、人形には目もくれない
 メスは逆に人形だけを抱き抱えていました

 2002年の実験をした研究者によると
 この結果について
 オモチャの形や色が影響しているのでは、と考えたが
 そうでもなかったらしい

 メスの場合、子育て行動を真似して人形を抱き上げる、
 と考えられるが
 これでは、オスはなぜ車を選ぶかは分からない
 研究者は、車が動くことに関係しているのでは、と考えているらしい

○男性ホルモンの影響
 男性は空間把握能力が高いが、
 これはホルモンのせいかもしれない、という研究があるらしい

 ケンブリッジ大学の研究者によると
 自閉症は男性が多い
 また、自閉症の人は、空間認知テスト
  (ある複雑な図形の中で、
  1つのピースがどこに当てはまるか、を当てさせる)
 の成績がいいらしい
 自閉症の人は物を分解したり並べたりするのが好きで、
 これは男性ホルモンが強いからではないかと考えたそうです

 男性ホルモンにはテストステロンがある
 男女ともに分泌されるが、男性の方が多い

 研究では、
 お母さんの羊水のテストステロン濃度と
 その後生まれた子供の能力との関係を調べた

 すると、羊水のテストステロン濃度と、
 子供のシステムを分析したい衝動は、比例関係にあったらしい
 こういう子は、ものを分解したりするのを好む
 先程の空間認知テストの成績も良かったそう

 一方、社会能力の発達は遅くなるらしい
 目配りできず、視線を合わせられない傾向にあるのだそうだ

○男女についての先入観
 男女についてのイメージについて、街中の男女に尋ねていました。

 男性については
 ・決断力がある
 ・地図を見るのが得意
 ・集中力がある

 女性は
 ・コミュニケーション能力がある、おしゃべり
 ・一度に色んなことが平行してできる
 ・人の気持ちに敏感

 …というイメージがあるらしい

○男女の脳神経ネットワークを調べた研究
 アメリカのペンシルバニア大学で、
 脳の各部位の情報伝達の仕方について、
 男女差を調べた研究があるそうです。

 結果は、
 女性は左右の脳の神経結合が強い傾向にあった。

 人間の脳は、左右で分業していると考えられている
  左脳は、言語、言葉の能力、論理的思考を担当、
  右脳は閃き、空間認知、創造性などを担当している

 女性は左右の脳のつながりが男性より太いので、
 左右の脳を同時に使える
 違うことを同時にできるのは、このためと考えられるらしい
 コミュニケーション能力が高いのも、
 色んな所に目がいくかららしい

 一方男性は、
 前後の結合が強いのだそう。
 脳は、後部で感覚器官から情報を集め、処理する
 前では、その情報をもとに判断したり行動を決定する
 男性に決断力があるのは、この前後のつながりが大きいためらしい

 この研究者は
 こんなに男女の違いがあるとは思わなかった、と話していました

 しかし問題は、これが生まれつきなのか育ちのせいなのかが分からないこと
 というのは、この違いは13歳未満では見られない
 ということは、思春期以降の男女のホルモンの影響とも考えられるが、
 それまでの育てられ方、文化の積み重ねの影響、とも考えられる
 
 研究者は
 「これを確かめる方法は、私にはわからない
  13歳から半分は男の子らしく
  半分は女の子らしく育てたら分かるかもしれないが、
  現実的にそんなことはできない」
 と話していました

さて次は、男女差は育ちによるもの、という研究の取材です。
○高校生への聞き取り
 番組進行役の女性教授が
 イギリスの高校生にインタビューしていました。

 「将来何になりたいか?」
  男の子は、数学や物理が好きで
  医者、建築家、研究者になりたい、とのこと
  女の子は、数学などは男の子がするもので、
  私はクリエイティブなことをしたいという意見が多かった

 「科学についてどう思う?」
  科学者や白衣は男性のイメージ、
  という答えでした
 
  ここでも、性差は見られます。

○男女の脳の構造は変わらない
 アストン大学では、
 「男性脳」「女性脳」があるのかを調べるために、
 頭に電極をつけて
 男女の脳の構造を調べる研究がされた

 結果は、男女の脳の差はとてもわずか、
 個人差よりも小さいとのこと

 男性優位とされる「空間把握能力」も、
 質問の仕方を変えたら女性も簡単になるのだそう。
 つまり、図形だけ見せるのではなく
 画面上にテーブルと椅子を示し
 「違う所に座っている人がどう見えるか想像してください」
 と言ったら、
 質問の内容は本質的には変わらないのに
 女性も簡単だと感じたのだそうです。

 この研究者によると
 「男女の脳に差があるという考え方は、全く理にかなっていない」
 とのこと
 彼女によると、
 育てられ方、環境の適応のしかたにより脳は変化する
 脳の可塑性の前では、性差はそんなに影響しない、とのこと

 また、女性が数学が苦手と言うのも、
 「自己成就効果」だ
  (言っているうちに、本当にそうだと思い込んでしまう)
 と述べていました

ここまでで
どちらも支持する結果があり
二人とも譲らない

しかし、遺伝による男女差はたしかにあり
それが医療に応用されているという話もありました
○痛み、病気の男女差
 カナダのマギル大学では
 痛みの感じ方に男女差がある、という研究結果がある
 女性の方が痛みを感じやすいらしい

 進行役の女性教授も、この実験を受けていました
 冷たい水の中に、手首まで手を入れる
 その間感じた痛みを10段階評価で書き記す

 女性である教授は7くらい
 同時に実験を受けていた男性教授は4くらいでした

 研究者によると、
 これは、男は痛みに耐えねばならない、
 痛いと言ってはいけない
 と教育されてきたことが大きいのでは、とのこと

 しかしマウスの実験では
 痛みの処理に使う神経経路にメスとオスで差がある、
 という結果があるらしい
 人間でも同様ではないか、とのこと。
 痛みの抑制に関わる遺伝子のうち、少なくとも6つが
 男女で働き方が変わると考えられているそうです

 イギリスのレスター大学では、
 脳卒中が閉経後の女性に多いことに注目し、調べたところ
 脳細胞の死滅メカニズムが
 男女で違うことを発見したそうです。

 将来は、男女で作用機序が異なる薬が開発されるかも…
 という話でした。

感想など
・結局のところ
 「性差は遺伝子やホルモンの関係で、ある程度存在はするが、
  脳は可塑的なので、環境の要因もある」
 という結論になりそうです。
 別に男女でなくても、
 人の得意なもの不得意なもの
 性格なども、遺伝要因と環境要因、両方影響する
 と言われているので、それと同じことなんだろうな。

 そういえば認知心理学の話で聞いたことがあるんですけど、
 遺伝が能力を決定するという考え方は、
 結構危険でもあるようです。
 昔は「優生学」というか、
 白人は有色人種より遺伝的に優れている、という考え方もあり
 差別を助長していたとか…

 性差の先天的な影響についても、
 「男だからコミュニケーション能力がない、察しが悪い」とか
 「女だから数学ができない」など、
 他人をステレオタイプ化しちゃうとか、
 自分の可能性を制限するとか、
 マイナスの使い的にならなければいいかなと思います。
 
 ちなみに私は占いで男性的な性質、とよく言われるんですが、
 確かに女性だが数学も論理的な話も好きだし、
 あんまりおしゃべりはしない方ですねえ…
 例外もあるってことで。

・サルのオモチャの選び方や、
 脳のネットワークの結合
 などに男女差があるのは
 女性が子育てしなきゃいけない、
 という要因でほとんど説明がつくのかなと思いました。

 女性の場合、体が子供を産む構造になっているので
 少なくとも子供がお腹にいるときや、生まれて間もない時は
 女性が子供を育てる、というのは(生物学的に)決まっている。

 なので、人形みたいなのを本能的に抱きかかえるようになっているし
 おしゃべりなどコミュニケーション能力を使い、
 他人に育児を助けてもらったり、
 自分や子供が不利にならないように、周りと平和協定を作っておく、という戦略をとる
 また、何かほかのことをしていても、子供のことを見張れるよう
 一度に並行して物事を行う能力を持つ、
 というのは理にかなっている気がする。

 また、男性の場合、自分の遺伝子を残さないといけない
 競争に勝つために素早い動きをしなくてはいけない
 という感じで、動くものへの興味や、決断力などは説明がつく気がする。

 ただ、社会的、文化的な影響はあるわけで、
 アカ族だったっけ?男が子育て、女性が狩りをする民族があると聞いたことがある。
 もしかしてそういう民族では、
 脳のネットワークが変わっているかもしれない。
 いろんな文化の所で、脳の男女差を調べたら
 ある程度のことが分かるのかもしれないですね。

・性差による薬物動態、というのは
 一つの研究分野になっているようですね。
 ただ、女性にも大柄な人がいたり、個人差はある。
 なので、これからはそういう大きな区切りではなく、
 遺伝子レベルでの違いが対象になるのかなと思いました。

気楽に見るにはいいかなという番組でした。
というわけで、今回はこの辺で。
 




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Eテレ「地球ドラマチック 10代 成長の秘密」

Eテレ「地球ドラマチック 10代 成長の秘密」

Eテレでやってました。
昔の番組の再放送らしい。
シリーズなのかな?
「赤ちゃんのヒミツ」「4歳児のヒミツ」もあったんですが
思春期が一番謎だったので
こちらから見ました。

色んな子供の事例を紹介しつつ、
5歳くらいから10代後半までの
子供の変化を解説していました。

○5歳~思春期前
 この頃は、女の子の方が成長が早いらしい
 ・社会能力
  女の子の方が動くものへの反応が早い、
  コミュニケーション能力の発達も早い、
  という結果がある

  5歳の女の子が救急車を呼んだ例が紹介されていました
   この子は、大人がいないとき
   母親がてんかんの発作で倒れてしまった
   彼女は電話で救急車を呼び、事なきを得たらしいです

   電話を受けた救急隊員によると
   「彼女はまだ5歳なのに
    パニックにならずに救急車を呼んでいた、
    母親が呼吸しているかなどの確認も行った、
    家の電話を使っていたので
    住所も特定できた」
   とのこと

 ・言語能力
  おしゃべりも、女の子の方がよくする
  これは女の子の方が
  言語能力、社会能力の発達が早いからだそう
  事例では、スペイン語、英語、日本語、ドイツ語の4か国語を操る7歳の女の子がいました。

 ・柔らかい体
  一方体の発達については、9歳頃まではあまり男女差はないらしい

  この頃の子供は水分量が多い、
  関節が柔らかいなどの特徴がある
  これは危険から身を守るためだそう

  5歳の子の事例がありました
  この子は家の前で、
  時速60㎞の車にはね飛ばされたが、無傷で助かったのだそう

○9歳~13歳
 昔は思春期は13歳頃だったが
 今は9歳くらいから始まっているらしい

 思春期の始めでは
 急激な体の成長が特徴

 成長が急すぎて、心が追い付けない
 これは男の子の方が顕著らしい
 女の子は早いうちから心が成長するので慣れている

 男の子の身体は
  筋力が発達し、
  男性ホルモンのテストステロンの分泌が増え、
  身長も急激に伸びる(一晩で10㎝とか言ってたけど…ホント?)
   この時期の男の子の食欲が底抜けなのは、このためなんだそうだ。

  声変わりも起きる
   声変わりでは、声が低く太くなり、1オクターブ変わる
   これは頭蓋骨の成長のためらしい
   女性も声変わりはあるが、そんなには変わらない

   ちなみに、男の人は出そうと思えば、子供の声も出せるそうです。
   恥ずかしいので出さないだけなんだって。

  (ちなみに後で調べたら
   身長の伸びは男女とも、女性ホルモンのエストロゲン分泌が関係しているらしい
   テストステロンは、男性器の発達に関係するそうです
   www.lib.yamanashi.ac.jp/igaku/mokuji/YNJ/YNJ3-1/image/YNJ3-1-003to008.pdf
   女性ホルモンが多い関係で
   女の子の成熟は男の子より2年早いのだそう)

○13歳~18歳くらい
 この頃になると、
 体の成長に心が追い付き、
 次の変化が起きる

 脳の成長、ホルモン分泌などがあり
 精神的に色んな変化があるそうです
 これは18歳くらいになるまで続くらしい
 
 ・脳の成長
  この時期は脳が成長する
  子供の頃の脳は、色んな刺激や情報を受け、脳に蓄えていくが、
  この頃になると、それをネットワーク化していく

  何回も覚えるものは太いネットワークとして残る
  10代に覚えたものが忘れにくいのはこのためだそう。
  探求心、達成したい気持ちが芽生えてくるようです
  ・13歳で核融合を成功させた少年
   彼は小さい頃から原子物理マニア?で
   放射線測定器を誕生日に欲しがったらしい
   親は反対したが
   理由がないので納得せず
   結局買い与えたとのこと

   彼はネットだか本だかで、
   原子炉を自作して、核融合を成功させた人を発見し
   「興奮しました、自分もやらなくてはと思った」

   学校で実験したいと聞き、
   先生はびっくりしたそうです
   先生によれば
   「放射線漏れはないのか、
    と聞いたら、核分裂ではなく、核融合だから大丈夫と言われた」

   彼によれば、核融合は星や太陽では普通に起きている現象
   星のきらめきを作るにすぎない、とのこと
   それでも、爆発を心配されて防火シートを用意されたとか

   実験は成功、彼は大満足でした

 ・起きるのがつらい
  一方、怠けているように見える子もいる
  この年代は、ホルモンの影響で2時間目覚めるのが遅い、
  という研究結果もあるそうです。

   昼夜逆転してしまい、
   「起きるのがつらい」と話す女の子がいました。
   しかし、11時開始、という画期的な学校に転校し、
   学業への意欲が戻ったそう
   大学に進学、学位も取得されたそうです

 ・スリルを求める
  14歳ころになると
  頭脳や体が発達し、物事に積極的になる
  ドーパミンの分泌が盛んになり、
  スリルに快感を覚えるようになる

 ・集団行動
  一方、この世代は集団になりたがる
  一つの理由として、リスクのある行動を求めるので
  危険なときお互いを助け合えるため、
  と考えられている

   危険を省みない行動をした少年たちが紹介されていました
   ・家畜小屋の火事に飛び込んだ少年たち
    彼らは家畜小屋が燃えているのを発見
    夢中で家畜を助け出した
    彼らが小屋を出た瞬間、屋根が崩れ落ち、間一髪で助かった

    本人たちは、怖さは無かったというが、
    家畜小屋の持ち主は
    感謝しつつも、もうこんな危ないことは止めてくれと言ったそうです

  ・高層ビルに登る少年
   彼は17歳、幼い頃から体操に打ち込んでいた
   最初は危険な技も怖かったが、
   上手くなるためには危険をおかさないと、と思うようになったそう
   そして、今では高層ビルの上に登り、自撮りしているらしい

   彼によれば
   登っているときは、100%集中しているから大丈夫だそう。
   「これからも限界に挑みたい、
    人生は一回限りなんです、やれることをやらないと」
   と話していました
   (違法にはならんのかな?)

 ・情緒不安定
  18歳ころにもなれば、
  脳、体の成長が一段落し、
  精神的にも落ち着いてくるが
  そこに至る前に、
  感情の波の時期がある
  感情をコントロールできず
  「人生で一番ストレスを感じる時期」
  とも言われるそうです

  近年ではソーシャルメディアのプレッシャーもある
  実際そこでつまずいた子がいました

  ・自撮り中毒になった男の子
   彼はスポーツ好きの明るい少年だった
   しかし13歳で転校してから変化した

   カッコよさを求め、
   自撮りしてネットに投稿するようになったが
   その写真をからかわれ、傷付く

   親は自撮りなんかやめろ、
   と言ったそうなのですが
   そのうち一日何百枚も投稿するようになり、
   自撮り中毒と診断された

   「感情が爆発している感じだった
    どうしようもできなかった」
   彼は13キロ体重が減り、自殺をはかる

   18歳くらいになってようやく落ち着き、
   今は同じような子供たちを支援する活動をしているそうです

 ・初恋の経験
  思春期を過ぎると、感情の質が変わってくる

  子供の頃は、自分のために泣くが
  10代は人のために泣くようになる
  これは自分自身のストレスを減らすと同時に
  仲間との絆を強める役割をするそうです

  異性関係、恋愛もその一つ。
  最後に、ロマンチックな初恋の話が紹介されていました。

   口ひげを生やした男の子が、
   ある女の子に一目惚れした
   「まるで雷に打たれたようでした」

   彼は、勇気をふりしぼって女の子をデートに誘う
   女の子は口ひげがおかしいと思っていたけど、誘いに応じる

   初めてのデートは予想以上に楽しく、
   男の子は
   「またデートしてくれる?」
   女の子は
   「その口ひげを剃ってきたらね」
   男の子は早速その晩髭そりした

   女の子は冗談のつもりだったのでびっくりした
   しかし彼が本気だと分かると、彼女も夢中になった
   二人はそれからもデートを重ねる

   しかし別れは突然訪れる
   数年後、彼の家が引っ越すことになった
   彼らはまだ子供だったので、離れるしかなかった
   二人とも、引き裂かれる思いだったそうです
   (今でも思い出して泣いてました)
   彼女は、学校にも行く気になれず
   誰もいなくなった彼の家の前に立ちつくしていたそうです

   その後月日は流れ、お互い新しいパートナーに出会う
   しかし二人とも、初恋を忘れられないでいた

   27年後、彼の突然の連絡により二人は再会する
   二人の気持ちは、若い頃と変わらないままだった
   そして2015年、ついに二人は結婚したそうです

  27年も気持ちが変わらないってのはすごいですね…
  生物学的には
  人は、違う遺伝子を持つ人の匂い(フェロモン)にひかれるそうです
  交配のためなんだそうですけど、
  そう言ってしまうとなんか味気ない…

 最後に、10代のパワーは体や脳の急激な変化によるのだ、
 という感じで終わってました。

感想など
・自分の思春期ってあんまり記憶がないけど、
 毎朝父親と怒鳴りあいして家を出ていた記憶がありますねぇ…
 あのイライラは何だったんだろう。
 なんか父親がいるだけで、生理的に嫌でした。

 今から考えると
 父親は結構細かい人で
 母親はずぼら過ぎる人だったんですけど
 私から見ると、父親は何もしてないくせに文句ばかりいっているように見えて
 それが嫌だったんかなぁとか思います
 (でも父親が皿洗いとかすると、私とやり方が違うのでそれも嫌だったんだけど…)

 小説とかテレビの中では、
 青春時代は良かった、みたいな話は結構あるけど、
 本人からしたら、ストレスが一番多い時期なのね。
 ホルモンのせいもあるし、まだ周りの人を思いやる余裕もないし、
 将来が見えてないことからくる不安もあるだろうし。
 年いったら、こんな人もいるよね、とかこんなこともあるわね、
 とだんだん寛容になり、諦めも出てくるのですけどね…

 確かに私も、全然楽しい記憶はないです、、。
 毎日イライラで、
 学校では他人の目がやたら気になるし、
 何もしてないのに無視する子はいたし、
 大人の話も鬱陶しいっていうか、
 あんたの叶わなかったものを押し付けてるんでしょ、みたいな気分だったし…

 どうして欲しかったか、はよくわからないんですけど
 大人にはおろおろしたり、怒ったりするんでなく
 見守って欲しかったのかなあとも思います。
 なので、周りの大人は
 この子も18歳くらいになったら落ち着くさ、くらいにどっしり構えて
 よほどのことでなければ、好きなようにさせてあげるのがいいのかもしれません。

・9歳~13歳のあたりも、もう少し触れてあると良かったなぁと思います。
 以前、「人格心理学」の話では
 小学生の描く風景画で心理が分かるとかいう話をしていました。

 私のうろ覚えなんですけど、
 低学年では、見たまま描くので平面的な絵
 山も人も同じ大きさ、奥行きなく並べて描く。
 高学年では、大人のように斜め上から見たような写実的な絵になる
 しかし、その中間の中学年では
 上から見た俯瞰図みたいな感じになるそうです
 川は上下に垂直になっているのだとか。
 
 これは、このころ「自分」を外から俯瞰できるようになり、
 自分って何だ?なんで生まれてきたんだ? 
 と思い始めるのだそうです。
 死んだらどうなるとか聞き始める子もいるとか。
 だんだん周りの中の自分、という自覚ができる、ということなんだろうか。

・自分の子供はまだ思春期ではないので
 その時期になったらどうなるんだろうなあ、と思いました
 たぶん上の子は特に、感情が激しくなりそうな気がする…
 私も同じ土俵で怒らないように気を付けたいものです。
 できれば原子炉作った子みたいに、
 何か夢中になるものを見つけてくれるといいのだが。

いろいろ勉強になりました。
というわけで、今回はこの辺で。

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2017年03月29日

NHKスペシャル「私たちのこれから 認知症社会」

NHKスペシャル「私たちのこれから 認知症社会」

いろんな社会問題について、
ゲストや一般から募った人たちとの討論と
その討論を見た視聴者のリアルタイムな反応を見ていくシリーズ番組。

今回は認知症についてでした。

見た印象ですが、
全体として議論がボヤけていたような。。
何て言うのかしら、出演者が多すぎかなあと。
時間の関係か、彼らの経歴があんまり紹介されていなかったので
何でこの人が出てるのだろう、とか
この人は何者かなあ?とか思ってしまいました…
(スミマセン)

あとでホームページで出演者の紹介を見たら
タレントさんとしては
ダンカンさん…認知症をテーマにした小説を執筆され、ヘルパーの資格もお持ちとか
新田恵利さん…3年前からお母様の介護をされている

ほか、専門家では
・厚労省のオレンジプラン策定に関わった方、
・老年学の研究者、
・介護者の支援活動をされている方、
・認知症にやさしい町作りに詳しい方、
・社会保障の専門家、
・医師で認知症科を設立された方
…など、多岐にわたる方々がいらっしゃいました。

これだけ範囲が広いのは、
認知症の問題、と一口に言っても
・本人に関すること…認知症の予防、早期発見
・社会に関すること…認知症の人の交通事故への補償、法整備
          認知症の人も利用できる商品、サービスの開発など
・介護に関すること…介護施設、職員の不足
・家族や周りの人に関すること…介護離職、介護ストレス
…など、問題が色んな方面に渡っているため、みたいです。

今回はこのうち
「認知症の早期発見、予防」
「介護職員の不足」
についての取り組みの紹介がありましたが
他の話も議論に混ざって、
ゴチャゴチャしていた印象があります。
的を絞って何回かに分けた方が良さそうに思いました。

一応内容を書いてみます

冒頭では、データのオンパレードでした。
要するに、団塊の世代が高齢化、
2025年頃にはこの世代も75歳以上、
認知症の人も増えるらしい

○2025年は65歳以上の3人に1人が認知症
 試算によれば、
 2025年では1300万人が認知症または軽度認知症(MCI)になる
 日本の人口が1億2千万人とすれば10人に1人、
 65歳以上に限れば、3人に1人

 認知症増加に伴い、様々な問題が予想されている
 ・交通事故の増加
  現在、交通事故の5割、
  道路の逆走の1割に認知症の人が関係している

  認知症のドライバーは
  試算では252万人(2015年)→350万人(2025年)
  事故も増えると予想される

 ・救急医療の増加
  救急車で運ばれる人のうちに認知症の人は
  12人に1人(2007年)→3、4人(2025年)に増加する

 ・介護職員の不足
  待機介護老人(介護施設に順番待ちしている人)
  25万人(現在)→38万人(2025年)

 ・独り暮らしの認知症の方の増加
  96万人(2015年)→144万人(2025年)
  独りだと、症状の悪化や熱中症などの発見がされにくい
 
 また、介護離職の方も増えるという話でした

 ・スタジオの反応
  ダンカンさんは
  「もう無かったことにしてみんな帰りましょう、
   って言いたくなりますね」(笑)

  そして、いろんな方から問題提起がされていました

  認知症の人が加害者になるかもしれない、
  現場では介護職員が不足している、
  …など

  専門家は、
  この問題は、社会全体で考えていくべき、
  認知症の人が暮らしやすい世の中にしていくべき、
  と話していました
  これから2025年までが正念場だそう

 取材して紹介されていた取り組みは
 前半は
 ○初期段階からの予防
 ○認知症検査を受けやすくする雰囲気作り

 後半は
 ○介護全般の仕事を総合的に担うオランダの「ビュートゾルフ」
  これは、介護職員の人手不足とともに
  モチベーションアップをはかる取り組みとして注目されているそう

というわけで書いてみます
○認知症初期段階からの進行を食い止める取り組み
 認知症は、いきなりなるのではなく、段階的に進む
 予備軍(MCI)の段階では、生活は普通に送れる
 この状態からの進行をなるべく遅らせるのも1つの対策らしい

 ・フィンランドの研究
  1200人のMCIの人たち(私の記憶違いで、高齢者だったかも)に対し
  ・早歩き1日30分
  ・野菜魚を食べる、
  ・記憶力のゲーム、
  ・血圧の管理
  などを二年間続けると認知機能が25%アップした、という研究がある

 ・愛知県大府市
  ここでは、高齢者を対象に運動療法を行っているそうです
  運動しながら数を数え、3の倍数で手を叩く、など

  動くこと、頭を働かせることが予防につながるそうです

 しかしダンカンさんは
 「予防が必要、と分かってても
 「俺は違う」っていう人が多いんだよね」

 つまり、「あなたは認知症の恐れがあるから検査を受けなさい」
 と言われると、
 「私はそんなことはない」と反発する人が多い、という問題があるらしい

そこで、気軽に検査を受けやすくする取り組みが紹介されていました
○認知症検査を受けやすくする雰囲気作り
 ・埼玉県幸手市の取り組み
  専門病院に来てください、といってもなかなか来てくれない
  ・普段お年寄りが集まるところ(食事会など)
   に専門家が出向く
  ・介護士さんなどが、キャバレー風の格好でイベントをし
   人を呼ぶ企画をしたらしい

  担当者は
  「なにか仕掛けを作って、
   地域に馴染む形にしていかないといけない」
  と話していました。

 ・スタジオでの反応
  専門家によればこれは
  「ポピュレーションアプローチ」
  認知症であるかどうか関係なく、
  誰でも参加できるようにする方法、だそう

  これにより、むしろ参加する人が3、4倍になった結果もあるそうです

  保健師の方は
  「美味しいケーキ屋さんを見つけて
   そこに介護士、看護士など
   介護にかかわる仕事の人たちが
   垣根を払って集まる取り組みをしている」
   (たしか宇治市だったと思います)

  ほかにも
  「根底には、認知症になったらおわりと思ってしまう人が多い」
  との指摘も。
  認知症は怖い、診断されると烙印を押されてしまうと思うから、
  自分から検査やサービスを受ける気にはなれない、とのこと

  自分が認知症と診断された、というかたもスタジオにいましたが
  「診断されたときは涙が出た」
  という意見もあったものの
  実際は
  「施設に通っているが、
   洗車などできることをしていて、楽しいこともある」
  「認知症の人は何もできないというイメージがあるが、
   できることは認めて欲しい」
  と話していました(話もしっかりされていました)

○視聴者の反応
 ここまでで、視聴者の反応では
 データ紹介の中の
 「介護職員が38万人足りなくなる」
 という所が一番反応が多かったそうです。

 三宅アナと一緒にその結果を見ていた専門家は
 「効率化を行っていくことが大事ですね。
  例えば介護ロボットの活用など。
  もちろん介護職員の処遇改善も重要です」とのこと

 後半では、オランダの在宅介護の取り組みが紹介されていました

○オランダの「ビュートゾルフ」
 オランダの「ビュートゾルフ」では、
 介護士、看護士、ケアマネなど
 日本では分業化している役割を
 一人の看護師さんが全て行えるようになっている

 一人の人が介護者に対し、
 その人個人に合わせ、
 家事の手伝いも医療行為もでき、
 ケアプランも作成できるのだそう

 担当者は、その人の状態が分かっているので、
 やれることは本人に任せている、とのこと
 入浴や着替えは自分でやるという方もいました

 また、散歩や見回りなど
 地域のボランティアにやれることは任せているそう

 人件費がかからないのでコスト削減になるし、
 本人にできることは任せているから
 職員の無駄な負担も減り、
 職員一人当たりが担当できる利用者の数も増加したらしい

 更に、一人の人が責任を持って一人の老人を見るので
 職員のモチベーションアップにもなるらしい

 介護される側も、自分で動くことでリハビリにもなりますね。

 ・スタジオでの反応
  親の介護をしている人からは
  毎月2回、訪問診療の日があるが
  医師だけでなく、いろんな肩書きの方が5、6人家に来るので圧倒されてしまう、
  本人も混乱する、
  と話していました

  また専門家によると
  職員側も、トータルで支えたいのに、自分の職分ではできない、
  というもどかしさがあるらしい

  職種で仕事をキッチリ分けるのではなく
  オランダのように柔軟性のある仕組みにすると、
  双方にとってよさそうです

  ほかにも
  「医療と介護の連携もうまくいっていない、
   全体としてアプローチできたら」
  という意見もありました

  (ビュートゾルフについては
   https://www.kango-roo.com/sn/a/view/1441
   などにありますが
   非営利組織による在宅介護サービス、なのだそうです。

   正確には一人が担当するのではなく、
   地域ナースと呼ばれる看護師が少人数でチームをつくり、
   介護、看護、リハビリなどのサービスを総合的に提供しているそうです

   各チームは中央からのバックアップは受けているが、
   各地域で独立しており、仕事については裁量を任されているらしい

   チームのメンバーは端末を持ち、
   サービス内容にメンバーの意見を反映させたり、
   他のメンバーと記録を共有できる
   チーム内ではミーティングも行い
   各メンバーが上下なく、お互い対等に意見を交わしているらしい

   各チームの評価を常にモニタリングして、
   介護の質を高めるシステムもあるそうです
   それも利用者本人だけでなく、
   家族、地域など、外部からの評価が入っているのだそう

   これらの仕組みにより、
   地域の実情に沿ったサービスが提供できる。
   また、仕事を任されている分メンバーのモチベーションも高く、
   離職率も5%だったか、かなり低い、とのことでした

   ただ、オランダでの成功は
   もともとこの国では在宅介護が普及しており
   利用者も地域もハッキリ意見を言う、
   という土壌があってのことみたいです。

   日本の場合、家庭での介護は主に家族が行い、
   他人が家に入る在宅医療は抵抗があり、
   あんまり普及してないですね。
   (ベビーシッターが普及しないのも似たような理由だろう)
   なのでどの程度需要があるか、モニタリングが働くかは不透明みたいですが…)

最後に時間の関係か、それぞれが意見を述べていました
○色んな意見
 ・介護している人の意見
  「介護者は、自分からアクションを起こさないといけない」
   介護に関する情報が十分に提供されていない、とのこと
  「介護離職を選んだ人を支える仕組みがほしい」
   という意見も。

 ・専門家の意見
  「認知症の人が事件や事故の加害者になるリスクに対し、
   補償、保険などの整備が必要」
  「認知症と共存するんだ、という社会の意識が必要」
    これは、9人に1人が認知症となるので、
    映画に行くとか電車に乗るとか、
    普段の生活の中でも
    認知症を前提とした商品やサービスがこれから必要になる、とのこと

  「社会の考え方を変えないといけない」
    社会の側も認知が必要だが、
    何を認知するか?
    認知症の人のありのままを認めて、
    その人の心を知る、
    それが原点であるべきだとしていました

  「認知症であろうとなかろうと、
   本人にとっては自分が人生の主人公、
   行政はそれを支える役割をしていくべきだ」
    認知症の人にもできることがあり、
    楽しく暮らし、仲間がいる人もいる
    社会はそれをサポートしていくことが必要ではないか、とのこと

 ・認知症の方の意見
  「自分も半分裸足で徘徊しているときがある、
   そんなときに声をかけていただけるとありがたい」

 ダンカンさんは最後に
 「認知症もね、なりたくてなったわけじゃないんだよね、
  俺はミスター認知症だ、みたいな感じで
  胸を張っていけたらいいですね」
 と話していました。

 ・視聴者の反応
  後半では、オランダの取り組みで
  介護職員一人当たり利用者の数が増え、
  モチベーションもアップした
  という所が一番反応が多かったとのこと

  前半と併せても
  やはり介護職員の不足というのは大きな関心を集めているようです。

  番組アンケートでは
  「認知症の人も生きやすい社会にはなるか?」
  という問いには6割がいまだ否定的、だそうです

  しかし、これからは認知症の人と共存していく社会が必要、という話で終わっていました

  ほか、視聴者の質問では
  「何歳から気を付けたらいいか」
  認知症は、原因は40~50代から始まっているらしい
  そこから気を付けていかねばならないそうです。

感想など
・ビュートゾルフについては、
 端末を活用するなど、先端技術をうまく取り入れているなと思います。
 また点数評価し、透明性を高めているなど、
 合理的なオランダ人気質がよく表れているなあと思いました。

・そういえば、一時期介護職の資格を取ろうかなと思ったことがあるのですが
 介護職って資格が分かれすぎな気がする…
 ヘルパー、介護福祉士、介護職員初任者、ケアマネージャー…
 何ができて何ができないかも分かりにくいし
 それぞれとるのにいちいち費用も時間もかかると思うとなえました。
 (しかも給料がそんなに高くないというし…)
 
 制度の分かりにくさも、介護職員のなり手を減らしている気がする。
 保育士みたいに、もう少し制度をすっきりさせてほしい。

 それから、日本では点数でサービスが決まっていたり
 トップダウンで仕事が決められていたりするようなので
 もう少し介護職に自主性を持たせ、プロ意識を高めさせること、
 同時に仕事へのプライドというか、地位を向上させていくことも重要だと思います。
 
・人手不足解消の策としては
 ほかにフィンランドが導入している「ラヒホイタヤ」も注目されているそうです。
 これは、介護職と保育職を統一資格にする、というもの。
 今は保育職が足りないが、
 少子化でいずれ保育職の需要も減ると思われるので介護職に…ということらしいのですが
 こちらは、専門性が違いすぎるのでちょっとハードルが高そう。
 (それに、少子化でも共働きが増えたら保育職の需要はむしろ増えそうだ)

・私は介護の経験がないので偉そうなことは言えないのですが、
 認知症に対して、周りが深刻になりすぎない方がいいのかなと思いました。
 認知症が怖い、恥ずかしい、みたいなイメージをみんなが持つから、
 本人や家族が周りに言えなかったり、
 絶望感を感じてしまったり、
 失敗を隠しちゃうことがあるのかなと。

 ダンカンさんが言っていたように、
 別に本人もなりたくてなってるわけじゃないんだから、
 もう少し、社会全体で、
 認知症が当たり前というか、オープンに語れる雰囲気になったらいいのにと思います。

 そういう意味では、
 社会的な影響のある方の役割って大きいと思います。
 例えば芸能人の方などにオープンに語っていただくとか
 大企業が、認知症の方も使うことを前提とした
 一般サービスや商品を開発するとか…

 障碍者の方の番組の「バリバラ」とかありますけど
 あんな感じで、認知症もユーモアに包んでいけたらいいのかな…
 そうしたら、もう少し社会全体でも
 認知症って当たり前だよね、助け合おうよみたいな雰囲気ができるのかもしれません。

 そういえば放送大学で「認知症」の授業を見たのですが
 (これもよくできた授業で、全部録画してみてました)
 その中で、認知症のおばあさんを演じている方がいました。
 ご自身も介護職員で、
 介護の仕事の傍ら、劇団で認知症についての啓蒙活動をされているそうです。

 認知症のおばあさんと、家族とのユーモラスなやりとりのあと、
 「こういう時にはこう対応したらいいんですよ」
 と教えているので、とても分かりやすかったです。
 そういう活動がもう少し広まるといいですね。

・介護離職もこれから増えてくる問題だろうと思います。
 日本って、育児もそうですが、
 介護も家族がする、というのが前提になっていて
 そのために起きる問題なのかなと思います。
 他人に見てもらう、ということに対して
 どうしても後ろめたさがつきまとう、というか…

 番組では、「離職した人への支援がほしい」とありましたが
 個人的には、育児でも介護でも、
 そもそも離職しなくてもいいようなシステムになってほしい。
 (短時間労働、休暇取得などを認めるとか
  育児や介護サービスをもっと増やすとか…)
 でないと、現役世代(特に女性)が自身のキャリアを諦めざるを得なくなり、
 社会にとっても人材の損失となり、マイナスではないかと思います。

 そのために、
 家族だけでなく、周りにも少しは任せてもいい、
 というような方向に、社会の意識や風潮が変わってほしいなと思う。
 (例えば私自身、いまだに子供を預けて出かける…というのはできない
  介護の人でも、預けるの?みたいに言われることはあると思う)
 利用者が、他人のサービスなんか信用できない、という態度だから、
 余計に職員のプライドが傷つき、プロ意識が育たないんじゃないか…と思うこともあります。

いろいろ考えさせられました。
長くなりましたが、今回はこの辺で。






 


 
 

 

posted by Amago at 22:56| Comment(0) | テレビ(科学) | 更新情報をチェックする