2017年09月08日

Eテレオイコノミア「経済学で考える!人生は運か努力か?」

Eテレオイコノミア「経済学で考える!人生は運か努力か?」

 今回は、成功は運か努力か、を経済学で考えるそうです。
 講師は大竹先生。

 最初に又吉さんと先生が、浅草の縁結び神社に来ていました。
 「先生、経済学で運を上げられるんですか?」
 「経済学で又吉さんの運をよくすることはできないんですけど、
  社会全体で運の悪い人を助けたり、運の悪い人を減らすことはできます」

○今回のゲスト
 今回のゲストは古坂大魔王さんでした。
 ピコ太郎の動画「PPAP」のヒットで一躍有名になりましたね。
 (ピコ太郎のプロデューサーと言うことで出演されてました)

 ちなみに私は、古坂さんはNHKの「昼ブラ」っていう番組でたまにリポーターとして出ていらっしゃるのを見たことがあったんですが
 ピコ太郎売れ出してから急に出なくなってしまったので
 お忙しいのかなぁ、とか勝手に想像してました(笑)
 音楽活動をされていたこともあるとかで、なかなか多彩ですね。

○成功は運か努力か
 先生
 「又吉さん、成功するのは運だと思いますか?努力だと思いますか?」
 又吉さん
 「んー、やっぱり本人の努力だと思います」
 先生
  「じゃあ又吉さんは、努力されて成功したと(笑)」
 又吉さん
 「んー(笑)、僕が成功しているとは思わないんですけど、
  アスリートとか見てるとそう思いますね」

 先生
 「古坂さんはどうですか?」
 古坂さん
 「僕もどっちかといえば努力だとは思います
  努力はある程度は残るし、前進したことが結果だと思います。
  ただ努力して成功するかどうかといえばなかなか…」

 私は努力、と思いたいけど、現実としてはけっこう運の面が大きいと思いますが、
 経済学的にはどうなのか。

○PPAPのヒットの要因
 先生
 「今回は「PPAP」のヒットの原因を経済学で探りたいと思います」

 事前に古坂さんに、ヒットの要因を4つ書き出してもらっていました。
 それによれば
 ・お笑い番組の収入で機材を購入
 ・自腹で製作
 ・中高生の間でヒット
 ・ジャスティンショック

 とありました。
 これらを、成功の「内的要因」「外的要因」で分けるそうです

 内的要因とは、努力や実力、その人の内面に備わるもの
 外的要因とは、運や援助など、環境によるもの

 ・お笑い番組の収入で機材を購入
  10年ほど前、若手芸人の一発芸を競う番組が流行っていましたが、
  それでドカッともうけた若手芸人さんはけっこういたそうです。
  古坂さんもそのお一人。

  そのお金で外車を買ったり飲み歩く人もいたが、
  古坂さんは
  「でも僕は車も乗らないし、お酒も飲まないので、
   自分に投資したんです」
   当時700万円する音響機材を買ったのだそう

  その頃の古坂さんのネタの映像がありましたが、
  「テクノ」と「お笑い」の融合を目指していたものでした

  「又吉さん、これはどちらだと思いますか?」
  「内的要因ですね」

 ・自腹で製作
  PPAPの動画を作るときは、ほとんど自腹だったそうです。
  安いスタジオを借り
  (1日だか半日だかで4万だそうですが、それって安いのかね?)
  メイクは義妹、スタッフは弟と後輩、カメラマンは弟友人だったとか
  「結局、やってくれる人いないんで、そうするしか無かったんですね」

  「じゃあこれも内的要因ですね」

 ・中高生の間でヒット
  古坂さんによると
  「動画をアップしたのが8月なんですけど、
   ちょうどこの時期は学生が学園祭のネタを考える時期なんですよ」
  偶然動画を見る若い人が多かったらしい

  「それから、この時期たまたまワイドショーもニュースもネタが無かったんです。
   その前は不倫が続いて、
   不倫には飽きたし選挙はまだだってことで…
   これは本当にたまたまですね」
  てことで「もちろん外的要因です」

 ・ジャスティンショック
  次に、10月頃になり
  ジャスティン・ビーバーさんが 「僕のお気に入り」
  とPPAPについてツイートしてくれたのだそう

  これにより、古坂さんにいろんな所から英語のメールが来たのだそう
  「BBCとかですよ」
  おかげで動画の再生回数は、
  1週間で700万から2400万回に急増したのだそう

  又吉さん
  「ジャスティンさんにツイートお願いした訳じゃないですよね」
  古坂さん
  「お願いもなにも、あの人どこにいるんすか、分かんないすよ」(笑)

○ハロー効果
 先生は
 「このように、著名人が高い評価をすることで他の人の評価に影響を与える、という現象は
  経済学にもあるんですよ」

 それは「ハロー効果」
 ハローは後光の意味で、
 ある分かりやすい特徴にのみ引きずられて評価が変わること、
 だそうです。

 例えばレストランでも、評価サイトでの点が高いと
 自分の好みでなくても美味しく感じてしまうことがあるらしい

 先生
 「これは別に有名人でなくても起こるんです、それを実験で示しましょう」

 そこで提示したのが4枚の写真。
 いずれもパッと見同じ、空を背景にしたビル群の写真ですが
 空がかすかに夕焼けだったり、ほんのり雲があったり、全くの青空だったり、
 全部微妙に違う。

 私はどれも同じに見えたんですが(笑)
 又吉さんはB、古坂さんはDを選びました
 又吉さんは
 「Aは夕焼けが綺麗だけど、
  そのせいでビルが暗い(やや逆光になっていました)
  Bはちょっと雲があっていい感じ」
 古坂さんは
 「Dは雲がなにもなくて、シンプルですっきりしている」
 テクノが好きなのではっきりすっきりしているのが好きなのだそう

 これを街頭でアンケートしたが
 以下の2つのやり方でやったそうです
  1中身が見えない黒い箱にボールを入れる投票
  2中身が見える透明な箱にボールを入れる投票

 1の場合、
 Aは0人、Bは8人、Cは8人、Dは6人

 2の場合、
 Aは3人、Bは6人、Cは4人、Dは9人

 実は2では、最初の人がDに入れたそうで、
 そのためにDが増えた可能性があるそうです
 このようにハロー効果とは、他人の評価に引きずられることを示す

 古坂さん
 「Dにいれてる人が多いのを見ると、
  Dのいいところを探し出すのかもしれないですね」
 又吉さん
 「そういえば高校の時とかでも、
  誰かが「あの子かわいい」と言い出したら
  その子の魅力が見えて来る、ていうことがありましたけどね」
 先生によれば
 「2の実験でAが3人もいるのも、
  たまたまAに入れた人がいたからかもしれない」

 これをもっと大規模にした実験がアメリカでは行われたそうです

  ある音楽サイトで、48組の無名バンドの曲を流してもらう
  1万4千人の被験者を8個のグループに分けて
  気に入った曲をダウンロードしてもらう
  その際、所属するグループのダウンロード状況だけを見られるようにする

  グループ分けはランダムなので、
  なにも影響がないならどのグループも、だいたい同じ結果になるはず

 しかし、Aグループで1位だったバンドがBグループで40位だったなど、
 グループ間での差が大きかったそうです。

 古坂さんは
 「音楽って感性のものだから、そうなりやすいのかもしれないですね。
  いいものと証明もできないし…」
 先生
 「最初にダウンロードとか投票されたものに、影響されるんでしょうね」

○自分の成功は運のため、と考える人は利他行動する
 我々は一般的に、
 「成功するためには努力しろ」
 といわれる
 つまり成功の原因は運だと言われがち

 しかし、経済学的には
 成功は努力次第、運は関係ない、
 と考える人が増えるとまずいのだそうです

 又吉さん
 「逆なんじゃないですか?
  成功は運だ、と思っちゃうと誰も勉強しなくなりそうですけど…」
 先生
 「じゃあですね、成功者がみんな、成功は努力の結果だ、と考えちゃうとどうですか?
  所得が低い人は努力が足りないからだ、てなっちゃうでしょう?」

 そうなるとお金持ちは
 「自分が努力して稼いだんだから
  そこから税金を取られるのは納得いかない」
 と考えてしまい
 税金を払う人がいなくなっちゃうそうです。

  アメリカでは最近そういう人が、
  税金払うの納得いかないと、
  金持ちだけで独立して、自分達だけに税金を使う町を作っていますね。

 先生
 「そうなると、貧しい人を助けられないだけではなくて、
  学校とか道路が作れない、
  社会全体が貧しくなってしまいますよね」

 古坂さん
 「成功は運だと思えば、払う気持ちが安らぐてことですかね。
  自分の成功も自分だけじゃない、みんな協力してくれたからと思えば払う気になる」

 先生
 「実は、
  「自分の成功を運のお陰、と感謝する人は
   税金や寄付をたくさん払うようになる」
  という研究結果が出ているんです」

 実は先生は、これを示す実験を街頭でしていました
 質問は2つで
 1つは「最近起きた幸運は何ですか?」
  あとで、これを内的な要因か外的な要因かで分ける
 もう1つは「今10万もらったらいくら寄付するか」
  内的要因の幸運を感じた人と、外的要因の人とどれくらい額が変わるかを比べたそうです

 例えば「幸運なこと」が
 「育てていたハイビスカスが咲いた」人は内的要因
 「探していた洋服をバーゲンで見つけた」人は外的要因

 この二人に寄付金額を聞くと、
 ハイビスカスの人の寄付額は3万、洋服の人は5万でした

 24人の人に聞いた結果、
 内的要因の幸運を答えた人12人では、
 平均寄付金額は2万5千円くらい

 一方外的要因の幸運を答えた人12人では、
 平均寄付金額は3万3千円くらい

 つまり、外的要因の幸運を見つけた人の方が寄付額は多かった

 (ただし例外もありまして
 「大学で単位を取れた」という内的要因の方は9万と高く、
 「息子と「お母さんといっしょ」の席がとれた」という外的要因の方が2万とわりと低い、
  ていう場合もありました。

  ただこれも、大学の単位とれたのは奇跡に近い、と本人が思うなら外的要因になるし、
  チケット取ったのは電話しまくった努力のため、と思うなら内的要因になるし
  内的、外的と取るかは主観的なものかもしれません)

 ちなみにアメリカの実験では
 外的要因の幸運を答えた人が25%多く寄付した
 という結果だったそうです

 又吉さん
 「外的要因でいいことあった人は、自分のお金じゃないから人にあげるのが当たり前になるけど、
  内的要因だと、自分から出てきたお金みたいな感覚になるから寄付しないのかもしれないですね」

 古坂さんは
 「そういえば区役所で税金払うときに嘆いてたら
  「いやでもねー、皆さんが払ってくれると助かる人がいて
   この国回ってるんですよ」
  て穏やかに言ってくださって、
  ああそうか~って思いましたよ」なるほど。

 先生によれば
 「成功した人が運のためと思うと、
  税金や寄付が増えて貧困の人にも富の再分配が起きる。
  運が良かったと思う方が社会的にはいい作用を起こす」
 ということらしい

○「今までの成功は運のおかげ、これからの成功は努力次第」
 又吉さんは
 「でも努力が大事、ということも伝えないと
  みんなにサボりぐせがつくことないですか?
  せっかく頑張って成功した人にも
  運やから偉そうにすんな、
  てなるのもなんかもったいないですよね」

 古坂さん
 「いくらでもありますよ、お前ジャスティンフィーバーのお陰だろとかね(笑)」

 先生も
 「たしかに全部が全部運だというと、努力しなくなっちゃうってのはあります、
  社会保障から抜け出そうという人もどうせ運だろ、となると努力しなくなる、
  だから学校では努力で決まるんだよっていうんですね」

 まぁたしかに教育的には
 成功は他の人のおかげだよ、
 ていわれたらやる気なくしますね(笑)

 「経済学者の間では
  「今までの成功は運のおかげ、
   これからの成功は自分の努力次第」
  と考えるのが一番いい
  ていう話になっていますね」

○競争が増えると運が勝敗を大きく左右する
 また先生は、競争が増えると運が勝敗を決める割合が増える、という話をしていました。

 「例えばマラソンでお二人が対決するとしたら、どちらが勝つと思いますか?」
 二人の対決なら、もともとの実力でほぼ勝敗は決まってしまう

 しかし人が増えると、トップレベルの選手が増えるので、
 その中でただ一人優勝するのは誰かとなると
 その時の体調とかコースの具合とか、運に左右されることが多くなるそうです

 「もちろん上位付近に来るまでは努力や実力ですけど、
  最後に秀でる人を決めるのは運ということになる」

 このような状態で、実力のある人が優勝する可能性をコンピューターで計算した人がいるそうです

 それはアメリカの経済学者ロバート・H・フランクで
 彼は10万人で行うトーナメントのシミュレーションをした
 その際、その日のパフォーマンスは実力によるもの98%、運によるもの2%と仮定した上で、
 一番実力がある人がトーナメントで優勝する確率を計算したそうです

 「どのくらいだと思いますか?」
 二人は8割、6割などと答えていましたが
 正解は「21.9%」
 古坂さん「計算間違ってませんか?」(笑)

 先生
 「つまり78%の確率で、優勝した人は実力が最大の人ではないということです」

 又吉さん
 「じゃあたまに10連覇の人とかいますけど、よっぽど実力があるんですね」
 先生
 「相当実力があるか、
  それかもしくはすごく運がいいかですね」
 「そっちはあんまり考えにくいですけどね…」

 競争する人が少ない所ならある程度は実力で決まりやすいが、
 今はグローバル化、インターネットで競争する人が多い、
 すると上位の人たちが増えてあんまり差がなくなる、
 だから頭ひとつ出るのは運となるそうです

 又吉さん
 「てことは、競争がまだあんまり無いところで勝負すればいいんですかね、
  古坂さんは?ああいう動画を投稿する人って多いんですか」

 古坂さん
 「いっぱいいますよ。認めたくはないけど…
  ただ上位に行かない限りは躍り出ることはできないと思ったから
  そこはいろんな検索かけていろんな動画を見ました。
  だけどその中で、自分のがずば抜けて良かったかというとそうは思わないから、
  やっぱりこっち(運)が大きいのかなぁと…」
 又吉さん
 「でも誰が一番になるか分からないからこそ面白い、てのがあるかもしれないですね」

 芸能界、お笑い、芸術、文学、食べ物のブームでもそうだけど、
 評価が主観的なものって、
 その時の時代とか運でヒットが決まることはけっこうある。
 でも運次第、といっても、
 その前に努力して、上位レベルになっておかないと運すらつかめない、
  てのは重要ですね。

 古坂さん
 「だから上位に入れるようには努力して、
  もしだめだとしてもそこは運ってことで、
  うまくいった方が社会に還元していただければ世の中回ってく、
  だって地球は丸いんだもん、
  てことですね」(笑)
 又吉さん
 「うまいことまとめてくださいましたね(笑)」

○まとめ
 先生は
 「普通は逆に考えやすいんですよね。
  うまくいかなったら運のせい、
  うまくいったら実力だと思っちゃう…」
 又吉さん
 「なるほど」

 又吉さんは
 「でもあいつ運だから、と憎しみの気持ちで見てしまうと、
  何でも言い訳になっちゃいますよね、運だし頑張らんでええわ、て…
  もっと前向きになれたらいいんですけどね」
 先生
 「そうですね、努力は大事ってのは認めた上で、
  成功したら運があったから、と思うことですね」
 又吉さん
 「でもたまには
  「あいつは運が良かった」と眠る夜があってもいいと思うんですよ。
  でもずっとそうだと、頑張る気無くしますよね」

○感想など
・PPAPのヒットの理由については今さらながら調べてみたしたが
 色んなサイトがありまして、
 曲を短くすることにこだわったとか
 音響を携帯ユーザー狙いで作ったとか(PC向けとは聞こえが違うらしい)
 お笑いでウケるネタのテンポってのがあり、曲のテンポをその範囲内にしたとか
 古坂さん自身、色んなこだわりを持って作られたようでビックリでした
 (インタビューでは構想に2年かけたと言われていたそうです)
 古坂さん、かなり努力されていたんですね~

 しかしやはり努力だけではなくて、
 たしか私が昔見たネット記事では
 PPAPには色んなバージョンが作られていて
 (ドイツだかのイケメンがピアノバージョン作ったり
 インドだかで軽快なダンスになっていたり…)
 シンプルゆえにその加工のしやすさが良かったのでは、
 彼だけでなく動画投稿ユーザーみんなで作ったヒット作ではないか、
 みたいな分析がされていた記憶があります。

 動画も気軽に投稿、
 国に関係なく誰もが気軽に視聴、
 てのが可能になった今の時代にマッチしてたんでしょうね。

 しかしながら、
 古坂さん自身、下積みが長いせいかな?自分のヒットに対して冷めているというか、客観的に見てるのが好感持てました。

・自分の成功は運のおかげと思う人ほど税金や寄付を払う、
 その方が社会にもいい、
 というのは理解できた。

 ただなぁ、これを金持ちに言ったところで税金が増えるかというと疑問。
 「俺の努力で儲けたのに何で払わねばならんのか」
 と思い込む金持ちの気持ちは変わらないだろう。

 以前池上彰さんの番組で、
 アメリカの1つの州の中で、
 貧困層エリアに税金を使われるのが不満な金持ちが、
 投票して独立して作った町が紹介されていたけど
 (たしか1つではなく何個も出来ていた)

 独立した金持ちの言い分を聞いていると
 「なぜ我々が稼いだお金で、働かない人たちを助けねばならないのか」と不満があり、
 独立後は警察サービスも最新鋭、公共施設も完備され満足しているとありました

 社会保障って本来は、
 誰でも貧困層に転落する危険はあり
 そういうときに自分が逆に助けてもらえるから助け合おう、て話なのだろうが、
 今のアメリカくらい貧富の格差が大きすぎると、
 金持ちには転落の危機も無くなるのだろうか。税金払うメリットも無くなるのかな?

 となると、何か支払う説得手段を考えないと、状況は変わらないかもしれないですね。

 ただ、世にある成功本を読むと、
 社会的に成功する人は、社会や他人のためにお金を使う傾向にあるようです。

 「幸せな小金持ち」で少し前にベストセラーを出した本田健さんの本にも
 「お金持ちは他人に気前よくおごる、プレゼントする」とありましたし、

 成功された渋沢栄一さんの本にも
 「なぜかは分からないが、
  自分は、生まれたからには社会に貢献すべき、
  という気持ちが常にあった」
 みたいなことが書いてあったし

 フロー体験の理論で有名なチクセントミハイさんの本にも
 「ビジネスの成功者は共通して、
  顧客、従業員、社会への貢献を考えている」
 みたいなことが書いてありました。

 もしかして成功者ってのは
 「お金を奪われる」
 という意識はなく
 「お金を社会に回す、循環させる」
 と考えているのかもしれないとも思う。

 そういやワタナベ薫さんだったか、
 「お金はパイプを流れる水のようなもの、
  自分のものと貯めたら流れは滞ってしまう、
  そうではなく、パイプを太くしてたくさん流せば、自分の所にもたくさん流れてくる」
 みたいなことを言っておられましたが、
 まさにそうだと思います。
 世界的な長者番付レベルの人って寄付をたくさんしてますしね。

 …しかしこれ、成功本にはよくあるが、
 データとしては証明されてないように思う。
 成功するから寄付できるのか、
 寄付するから成功するのか…
 「社会貢献や寄付する人は、成功者が多い」
 みたいな統計、誰か出してくれませんかね?(笑)

・「今までの成功については運や周りのおかげと考え、
  これからの成功は自分の努力次第と思うといい」

 「でも多くの人は
  「今までの自分の成功は自分の努力や実力、
   自分の失敗は周りや運が悪かった」
  と思ってしまう」
 という言葉にはなるほどと思いました。

 成功や運への対処法について印象に残っている本は2冊あるんですが、
 1つは「ツキの科学」(マックス・ギュンター)
 この本は千人以上の成功者にインタビューして共通点を見いだした、とかいうものですが、
 それによると不運に対しては
 「失敗する人は楽観的すぎ、成功者は悲観的」なのだそう

 失敗する人は、
 「今回たまたま運が悪かった、次は大丈夫」
 と根拠もなく思ってしまうのだそうだ。
 たまたま運が悪かったんだ、と思えば責任持たなくていいから、
 そう思っちゃうんでしょうかね。

 一方成功者は、
 不運はいつでも起こりうるとして
 二重三重に備えるのだそうだ。
 もしくは、失敗が周りのせいだとしても、
 それを予測して備えなかった自分のミスとして反省するのだそう。

 悲観的っていうか、
 成功者にとって失敗は終わりではないのだろう。
 次へのステップ、分析材料に過ぎないのだろう。

 また、幸運に対しては
 「幸運は誰もいつ来るか分からない」とした上で
 成功者は
 「いつ幸運が来てもいいように準備し
  幸運が来たらすぐに飛び込む勇気がある」のだそうです。
 つまり普段からの「準備」と
 チャンスをつかむ「勇気」が必要らしい。

 古坂さんも、動画や音響の分析などの「準備」と、
 時代に飛び込む「思いきり」があったから成功したのかもしれないですね。

 もう1つの本は渋沢栄一さんの「富と幸せを生む知恵」という本で、

 ここでは成功の秘訣として
 「成功という果実は、努力・誠実の木になる」とあります。
 いくら成功しても悪どい手を使っての幸運なら長続きしない。
 やり方に誠実さがないと、本人のためにもならないということみたいです。

 また、成功、失敗については
 「誠実に努力を積み重ねて運命を待つ。
  失敗したら自分の知力不足とし
  成功したら知力が活かされたと喜び、天命に安んじる。
  諦めずに頑張れば、必ずよい運命に出会う時が来る」

 つまり努力はして、結果は天に運を任せ、
 運が良ければ自分の能力がみんなのためになったと喜べばいい、
 運が悪ければ自分が至らないと考えて改善することだ、と。

 成功してから「みんなのために能力を使わせてもらった」ていう発想、なかなかできないですね~
 失敗についても、自分の落ち度は認めたくないのが凡人ですし。

 こういうのを読んでると
 運とか成功って波のようなもので
 波自体は我々には変えられないけど
 それにどれだけうまく乗るかが成功のカギなのかなと思ったりします。

 私自身は成功してるんだか失敗してるんだかよく分かりませんが(笑)
 自分の能力を役立てさせてもらってる、
 という気持ちで日々過ごしてしていきたいなと思いました。

…なんだか経済学とは関係ない方向になってしまった気はしますが、今回はこの辺で。
posted by Amago at 09:08| Comment(2) | テレビ(オイコノミア) | 更新情報をチェックする