2017年06月12日

NHKスペシャル「ニッポンの家族が非常事態!? 第2集 妻が夫にキレる本当のワケ」

NHKスペシャル「ニッポンの家族が非常事態!? 第2集 妻が夫にキレる本当のワケ」

今回は夫婦の危機、
というか男女の脳の違いの話でした。
結論としては、お互いの努力が必要ね、って話だったんだけど…

一応これもざっくりまとめると
〇男女の脳を比べると
 男性は前後の情報伝達が強く、女性は左右の情報伝達が強い
 結果、女性は感情を言葉にして分析し理解できるため、共感能力が高い 

 これは進化の過程で、男性は狩猟、女性は子育てや採集、の役割分担により、
 男性は決断力、女性はコミュニケーション能力が求められ
 そのように脳が進化した、と考えられている

 男性は共感能力が弱いため、
 女性から見ると「共感してほしいのに、わかってもらえない」となる

〇女性は男性よりもネガティブな記憶をとどめやすい
 男性はネガティブな記憶を忘れたがる

 これは進化の過程で、
 男性は戦わねばならず、嫌なことを忘れないと前に進めない
 女性は子供や自分を守らねばならないから、不安に敏感
 というように脳が変化したため

 このため、女性は昔のことをよく覚え、掘り返して苦情を言うが
 男性はぼんやりとしか覚えてなくて、すれ違いになる

〇人類は誕生以来、ほとんどが一夫多妻
 (強い男性に養ってもらう方が、女性は自分の遺伝子を残せるので、こちらの方が合理的)
 数千万年前からようやく一夫一妻制になった
 (性感染症を防ぐため、という説があるらしい)

 一夫多妻制のもとでは、男性は強いほどたくさんの女性を妻にできる
 このため男性は競争、闘争のホルモンである
 「テストステロン」を強く分泌する

 一方、一夫一妻制では、夫婦の絆が大事
 これを強める「オキシトシン」というホルモンの分泌が夫婦間で増えた
 (このホルモンはもともと、母子間の絆を強めるためのホルモンだったが、
  男女間の絆にも転用されたらしい)

 「テストステロン」が強いと「オキシトシン」が低下し、共感能力が下がる
 このため、この二つのバランスが夫婦間の絆には重要

 これは男女ともに同じで
 妻のテストステロンが多いと夫の不満が増える、という結果もある
 テストステロンは、競争の多い環境だと分泌が増えるので
 最近は女性も社会進出で競争社会にさらされ、テストステロンが増加、夫への思いやりが減る
 となっている可能性がある

〇オキシトシンを増やすには
 スキンシップ、相手を見つめる、相手を気に掛ける、
 同じ目的に向かい共同作業する、
 などが有効
 幸せ感を自分で感じていくと、ループ的にどんどん増えていくそうです。
 
…だいたいこんな感じなんですが、実例が「わかる~」って感じだったので
 もうちょっと詳しく書こうかと思います。

出演は昨日に引き続きホンジャマカの恵さん、レッド吉田さん、
あと森三中の大島さん、押切もえさんでした。

○男女の共感能力の違い
 ・すれ違い夫婦
  最初はすれ違い夫婦の実態。
  この夫婦は若い共働き夫婦でした。
  妻によると
  「夫はいい人で全然不満はない」
  しかし
  「離婚してやろうかと思うときがある」。
  このイライラはなんなんだろう、
  と思って取材に応じてくださったそうです。

  彼らの生活を見ると、
  妻は毎日仕事をし、夕方になると慌ただしく帰り支度。
  そこから一時間半かけて保育所まで子供を迎えに行くが、
  子供は「ママ遅ーい」

  仕事も育児も迷惑をかけてるかも、中途半端だなぁ…
  と毎日モヤモヤしているそうです

  夜遅く、だんなさんが帰ってきて二人で話しているとき。
  「転職しようかなぁ」とつぶやくと
  「うん、いいんじゃなーい?」とのんきな返事。
  妻の表情がサッと変わる。
  「仕事中に地震とかあったらどうしよう、とか思わないの?」
  「自転車置いとけばぁ?2、3時間で着くでしょ」
  「そういうことじゃないんだよ(怒)」

  だんなさんからすると
  「前も同じことを言ってたし、
   どうせ本気で転職する気ないのに、
   何で同じことを蒸し返すのかなぁと思うんですよね」
  女性側は
  「私は共感して欲しいだけなのに…悲しくなります」

 ・男女の脳の違い
  ペンシルバニア大学のルーペン・ガー博士
  によれば、このすれ違いは男女の脳の違いによるのだそう

  彼は男女を対象にMRIの画像を取ったところ
  男性は左右の脳のネットワークが弱く、前後に強い
  女性は左右の脳のネットワークが強い ことが分かった。

  右脳は感覚的思考、
  左脳は論理的思考を司る
  女性はこの結びつきが強いので、感情を言葉にして表現、理解でき
  共感能力が高くなるのだそうです。
 「女性は感情についてたくさん話せるが
  男性は感情は感情に過ぎないと考える」

 ・スタジオでの解説
  恵さん
  「男性の方が感覚的なんですね」
  男性は、感情は言葉で分析するものではなく
  そのまま受け止めるものだと考えている、とのこと

  大島さん
  「あのだんなさんの答え方は男の人の答え方だなぁと思う」
  押切さん
  「女性の場合、共感してもらえない、の次に寂しいが来るんだと思う」
  大島さん
  「うちもそんなこと言ってほしくないとか、よく言われます」
  恵さん
  「あそこで「そんな大変か?通うの」とか言うんだったら…」
  女性二人
  「そうそうそう、そういうのがいいんですよ」
  大変だね、とか頑張ってるよね、とか言ってほしいのだそう。

 「なんであんな男女で脳に違いがあるんですか?」
 京大の霊長類研究所の中村氏によると
 「男性は狩猟、女性は採集や子育て」という役割分担があったためではないか、とのこと
  女性はコミュニケーション能力を求められ、
  男性は決断や実行能力を求められたので
  そのように脳が進化したのではないか、とのことです
  ただ、それは育ちや経験によっても変わるのだそうだ。

 「じゃあ最近キレる妻が多いのはなんででしょう」
 「今の夫婦は共働きの人が多いのが原因かもしれません」
  仕事のストレスがあるのにだんながトンチンカンだと、余計イライラするんだって(笑)

〇男女の記憶が違う理由
 ・熟年夫婦のすれ違い
  次は熟年夫婦の話。
  妻はだんなさんの買い物にイライラするそうです。
  「ヨーグルトまだあるのに何で買ってくるの?」
  「だって砂糖入ってないし…」

  妻によると、昔だんなさんの散財で苦労した苦い記憶があるそうです。
  出張先などで、カードでバンバン買い物されて
  請求が後からきて絶句…なんてことがあったそうです。

  また、引っ越し先を決めるときも
  妻は細かいところまで覚えているのに、夫は
  「大変だった記憶はあるけど…」とのんきな答え。

  確かに女性の方が過去をほじくり返したりする気がする…
  
 ・脳科学的に見た男女の記憶の違い
  カリフォルニア大アーバイン校のラリー・ケイヒル氏は
  ネガティブな記憶についての研究をされているそうです

  ネガティブな記憶は
  偏桃体(怒り、悲しみの中枢)と海馬(記憶の中枢)がかかわっている

  男女の脳を調べると
  女性は左脳、男性は右脳の偏桃体と海馬をより使う傾向にあったそうです。
  左脳は論理的、右脳は感覚的な頭脳。
  つまり、女性は苦い記憶を言葉として論理的に記憶し、
  男性は漠然と感覚的に記憶する
  このため、女性の方が昔のことをよく覚えているのだそうだ

 ・スタジオでの解説
  押切さん
  「いろんな思い出の引き出し引き出しありますよ」
  大島さん
  「いつかこの引き出し投げてやろうと思う時がある」(笑)
  押切さん
  「こうされて辛かった、という記憶の方がよく覚えていますね」
  恵さん
  「覚えてるだけじゃなく、武器として使おうと思ってるんですね(笑)」

  麻布大学の菊水氏によると
  これは、進化的に有利なものが残っているから、だそうです。

  女性は自分が弱いし、子供も守らねばならないので、
  リスクに対して敏感でないと次に同じリスクが来たとき、身を守れない
  このためネガティブな記憶はなるべく覚えようとするよう進化した

  一方男性は狩りや戦いをせねばならないので、
  ネガティブな記憶があると、リスクにに立ち向かうことができなくなる
  このためむしろネガティブな記憶を忘れるよう進化した、とのこと

  男女間の記憶の違いが、「あのときああだったでしょ」「そんなことあったっけ」
  というすれ違いを産むんですね。

〇オキシトシンとテストステロン
 ・オキシトシンは夫婦間の絆を強める
  脳科学が専門のクレアモント大学のポール・ザック氏は以下の実験をしていました。
  
  お互いに不満のある夫婦に会話をさせる
  「あなたは私に思いやりがない」など、少し険悪な感じになる
  ここで、オキシトシンを鼻から吸引させると、
  なんと一時間後、二人は手を取り合って穏やかに会話を始めました。
  2人とも効果は実感しているようで
  妻「リラックスできた」
  夫「手を取り合いたくなった」

  オキシトシンは、もともとは授乳や出産のときに母親が分泌
  赤ちゃんとの絆を強めるためのホルモン
  これは報酬系に作用し、その人とずっといたい、と思わせるのだそうだ。
  進化の過程で、男女間の絆にも転用されるようになった

 ・進化からみた「オキシトシン」と「テストステロン」
  西アフリカのトーゴ共和国では、いまだに一夫多妻制があるそうですが、
  人類の歴史を見ると、一夫多妻制の方が長かったらしい
  これは、強い男性に養ってもらう方が
  女性にとっては遺伝子を残せて有利なため

  数千万年前からは一夫一妻制になる
  これは、性感染症から身を守るため、という説があるらしい
  一夫一妻制では、夫婦はともに助け合う必要があるので 
  「オキシトシン」が発達した

  しかし、一夫多妻制、強い男性が求められた時代では
  「テストステロン」というホルモンが必要とされていた
   このホルモンは主に精巣で作られ、
   筋肉、骨、性機能に関わり、攻撃性なども強くする
  人間以外のゴリラ、チンパンジーなどではいまだに一夫多妻制、
  トーゴ共和国にもみられるように、この名残は人間にも残っているのだそうです。

  ところが今は一夫一妻制、パートナーとの絆が大事
  オキシトシンを高め、テストステロンを弱くすることが求められている

 ・テストステロンの多い女性が増えている?
  次に出てきた40~50代くらいの夫婦は
  妻はバリバリ働くキャリアウーマン、
  夫は家事も積極的にこなすイクメンでした。

  生活の様子を見ると
  妻は夫にべたべたされたくない様子。
  行動もどちらかいうと男性的でサバサバした感じでした。
  次に、2人のテストステロンを唾液から測定すると、
  なんと妻の方がかなり多い(倍くらいの差はあったと思う)
  
  アメリカの研究では
  30組の夫婦のテストステロン量を測定すると
  女性のテストステロンが多い夫婦ほど、男性側の満足度が低い結果だったそうです。 
  テストステロンが多いと、オキシトシンが減り
  共感や思いやり能力が減ってしまうのだそうです。

  女性でも、管理職、リーダーになる人は
  テストステロンが高いのだそう。
  この夫婦の妻も、自分の方がテストステロンが高いことにはびっくりしたようで
  「もうちょっと夫の話をちゃんと聞こうかなあ」
  と話していました

 ・スタジオでの解説
  大島さん、押切さんは
  「テストステロン測ってみたい」
  確かにそうですね。
  大島さんは
  「そういえば、育休を取っていたときより、復帰した後の方が夫にキレている」
  菊水氏によると
  「競争が激しい状態が続くと、テストステロンの分泌が高い状態になるんです。
   芸人さんは競争が激しいのかわかりませんが…」
  大島さん
  「大競争社会です」(笑)

  菊水氏によると、
  「テストステロンが高くなると、子供や家庭への思いやりが減ってしまうが
   逆に低すぎると鬱になったり、外出できなかったり
   男性だと夜の営みが減ってしまったりする
   バランスが大事です」

  中村氏によると
  「大昔は一夫多妻制の方が効率が良かったが
   大きな社会になって、いろんな問題が出てきてルールが必要になると
   一夫一妻制の方がいい社会になったのではないか」
  とのことです

〇オキシトシンを増やす方法
 オキシトシン研究のポール・ザック氏が来日し、
 冒頭の2組夫婦の問題解決の手助けをしてくださることになったそうです
 「自分の研究が、悩みを持っている人の助けになるのは科学者としてうれしい」

 ・すれ違いの共働き夫婦
  ザック氏は、オキシトシン推計値を図る装置を開発したそうです
  オキシトシンが分泌されると心臓の動きに微妙に変化が起きるそうで
  それを測定するのだそうだ

  この装置をつけて、冒頭の共働き夫婦に会話をしてもらっています
  すると、
  妻は会話のとき、遠ざかったり目をそらしたりする
  夫も視線が定まっていない

  そこで、二人に手を取り合って見つめながら会話をするようアドバイス、
  するとオキシトシンが、妻は2倍、夫は1.5倍増えたそうです

  それから、二人で料理をしてもらった
  制限時間を設けて、ゲームみたいな感じで作ってもらう
  同じ目標に向かって共同作業する、というのがいいのだそうです。
  すると「こんなに上がったのは見たことがない」
  とザック氏が言うほど数値が上昇

  これらの過程を通して
  ザック氏は「二人の絆は強いので、あとは努力次第ですよ」
  妻の方はちょっと涙ぐんで
  「どちらかが我慢しないといけないのかと思っていたけど
   変えられるかも、という希望が持てた」
  お互い一緒に何かする、お互いを気に掛けることが大事なんですね。

 ・熟年夫婦
  次は熟年夫婦を訪問しています
  彼らには、いいレストランで食事をするようアドバイスしたそうです

  夫「なんかロマンチックなこと言わなきゃいけないのかな…」
  妻「知らないよ、そんなものあるの?」(笑)
  (なんかこの夫婦、漫才みたいなんですよね~)
  
  しかしザック氏は、夫側にもう一つアドバイスしていたそうです。
  それはサプライズのプレゼント。
  夫は食事の途中で、花束と手紙をもって登場…
  「今まで大変な思いをさせていたと反省しています…」
  と読み上げていました。
  (この間も妻は「ほんとに思ってんの?」とか突っ込んでましたけど(笑))

  この過程で二人のオキシトシン量を測定すると
  だんなさんは花束を渡す前と、手紙を読み上げているときには上昇。
  ザック氏によると
  「感謝の気持ちを示すことが重要」なんだそうです。
  夫はこの過程を通じて
  「二人がハッピーに暮らすためには、自分の努力が必要なんだなと感じた」
  そうです

  一方妻の数値はあまり変わらず…
  しかしザック氏によれば、これは驚きが多すぎたせいではないか、とのこと
  本人に感想を聞くと
  「花束なんか何年ももらっていなかったし、
   手紙なんか書いてたんだ、と思った…」
  愛情は伝わっているようです。

 番組の最後では、
 夫婦が一夫一妻、絆が必要になったのはほんの最近のこと、
 それは放っておいたら機能せず、お互い努力しないといけない、とまとめていました。
 吉田さんは「恋愛の最初と一緒ですね」
 大島さんは「簡単なことなんですね、手を取り合ったり料理したり…」
 
 それから菊水氏は
 「向き合って見つめなくても、お互い気にかけてる、見てくれていると思うだけでも十分です。
  それから、オキシトシンは自分を刺激して、ポジティブループを作ることで
  どんどん増やしていくことが可能です」
 自分を変えていくことが大事だ、と話していました。

 ちなみに恵さんが
 「オキシトシン売ってませんか」(笑)
 って言ってましたが、先生によると
 「医薬品なので処方箋が無いとダメです」
 薬に頼らず、自分で努力しましょう、だそうです(笑)

感想など
・最初の夫婦のすれ違いの話は、「ああ分かる…」と思いました。
 でも私はたぶん男性的な女性なので(笑)、どちらの気持ちも分かる。
 
 男性は、結論とか具体性のない話には興味が無いのだと思う。
 「で、あなたはどうしたいの?」
 「転職するなら、会社の名前を出すとか、具体的な話をしようよ」
 って感じなんでしょうね。
 私も女性の、何が言いたいのかよくわからないだらだらした会話は嫌いなので、
 それもよくわかる。
 愚痴ったって解決しないし、状況変えたいなら行動しなきゃダメだろ、と思う。

 一方、女性側は話を聞いてもらいたい、自分を認めてもらいたいのだろうと思う。
 私もだんなに仕事とか子供の話をするとき
 トンチンカンな返事をされるとムカっとすることがあるのでそれも分かる。
 「よくやってるね」って言ってくれればいいだけなのにな~って思い、
 そうか、私認められたいんだ、って気づくときもよくある。
 
 でもそこで
 「そうか、私もそういう風に話をされてもイライラするだろうな」と思って
 「どう話したらだんなが興味を持ってくれるか」と考える。
 だから本とかテレビで仕入れたデータとか、
 具体的に広告でこんな仕事を見つけたとか、そういう話をすると乗ってくるように思う。

 なので、女性側としては、
 だんなにもなんかコメントもらいたかったら話を具体的なものに持っていくこと、
 聞いてほしいだけなら、返事は期待できないと割り切って、
 壁に話していると思うか(笑)、
 自分自身で答えを出すつもりで話すこと、ですかね…
 逆に、男性は具体的なお願いさえすれば、
 そこに向かって全力で働いてくれるし反応も早い。楽といえば楽ですよ(笑)
 
 一方女性は、話しながら自分で結論を出していくので
 逆にアドバイスされたらムカッとくるのだろうと思う。
 なので男性側は、女性が自分で結論を出していくのをうまいことリードしてあげることかなと思います。
 具体的には、女性の話を自分なりの言葉に言い換えて、
 「その気持ちも分かる」というだけでもいいと思う
 (気持ち「も」がミソで、
  こう言っておくと、ほかにも見方があるんだよ、と話を広げていくこともできる)
 うちのだんなはその辺けっこう上手で
 「なるほどね、それも分かるけどね」
 ってよく言いますね。

・記憶違いについても、たしかにそうだなあと思うけど、
 最近は自分の記憶も怪しいと思っているので
 「絶対こうだった」とは言わないようにしています。
 「〇〇だったような気がするけど」とかね。
 でないと、間違って記憶してたときに問題がややこしくなるのよね。

 子育てに関しては、だんなに対して嫌な思い出はあるが「多分覚えてないだろな」と思う。
 子供が大人になって、子育てするとき困っていたら参考までに言ってやろうかとは思うが、
 だいたい、昔のことを言っても戻らないし、今更しょうがない…
 嫌なことは忘れて、次どうするかを考えた方がお互いいいかも。。
 
・オキシトシンは、正確には
 「子どもの共感力を育てる」という本によると
 ドーパミンなどの快楽ホルモンと、特定の人の体臭を結びつけるホルモンなんだそうです。
  ・ストレスを受けた時、誰か特定の人に助けてもらう→快楽を感じる
  ・誰か特定の人と触れ合う→快楽を感じる
 という経験を繰り返すうちに分泌が高まっていくのだとか

 なので、やはりオキシトシンというホルモンさえあればいいというのではなく
 お互い助け合ったり、スキンシップを取って気持ちいいと感じる経験を
 特定の人(夫とか子供とか)と繰り返すことが大事、なんですね。

 ちなみに前Nスぺのママが非常事態の話でも
 子供とのスキンシップでオキシトシンの分泌が増える(男性でも)とかいう話でした。
 ってことは、余計男性の育児参加が大事なのかもね。

・女性のテストステロンが増えているかも?
 という話も興味深いな~と思いました。
 男性にしろ、女性にしろ、仕事と家庭のオンオフって重要なのかも。
 女性が夫に対して、会社の上司や同僚に対してと同じような接し方をしていると
 攻撃性が強くなっちゃうのかもしれない。

 いつもバリバリやっている人ほど、
 自分で自分に優しくしてみたり、
 ホッとする時間、夫は妻に、妻は夫に甘えてみる時間などを作っていくと
 周りにも優しくなれるのかな~と思いました。

うちはまあまあうまくいってる方かなあとは思うが
改めて相手のことを考えてみようかなと思いました。

というわけで、今回はこの辺で。
posted by Amago at 13:48| Comment(0) | テレビ(科学) | 更新情報をチェックする

2017年06月11日

NHKスペシャル「ニッポンの家族が非常事態!? 第1集 わが子がキレる本当のワケ」

NHKスペシャル「ニッポンの家族が非常事態!? 第1集 わが子がキレる本当のワケ」

 以前Nスペで
 「ママ達が非常事態!?」
 という番組がありましたが、その続編的な番組らしい。
 最新科学で家族の問題を分析するのだそうです。

 2日間連続で、第1回目は子供の思春期についてでした。

 思春期の子は急にキレたり何も話さなかったり、扱いが難しい。
 その理由を脳科学的に探っています。

 かなりざっくりまとめると次の3点ほど。

○思春期の子供は脳科学的にも切れやすいようになっている
 思春期の体では
 性ホルモンの分泌増加
 →脳の扁桃体(感情を司る)の神経細胞が急速に発達
 →キレやすくなる
 という構図らしい。
 このため、本人は周りの100倍不安なのだそうだ

○思春期のネット上のトラブル
 ・思春期は脳の前頭前野が未成熟、感情を抑制する力が弱い
 ・ネットのやり取りはスピードが速すぎる

 このため相手のことを考えず、気持ちをそのままぶつけるために
 トラブルになりやすいらしい

 対策としては、
 大人がスマホ以外のコミュニケーションもするよう手助けすること、
 だそうです

○思春期は人類の繁栄に必要だった
 脳科学的には
 思春期は、
 ・扁桃体(感情を司る)
 ・海馬(記憶を司る)
 ・側座核(スリルを求める)
 これらは位置が近く、性ホルモンの影響で急速に発達するらしい

 一方、前頭前野(感情のブレーキ役)は成熟が遅いようになっている

 これにより、
 思春期は学習能力が高く、向こう見ずな行動ができる

 そして、実はこれが人類の繁栄をもたらした
 進化論的には有利なので、
 人類はやっかいな思春期を残すよう選択した、ということらしい

 思春期は訳のわからないものではなく、人類には必要不可欠のもの、
 だから長い目で付き合いましょう
 ということらしいです。

 結論的にはそんな感じなんですけど、
 ゲストの方々のやり取りも面白かったのでもう少し詳しく書いてみます

 ゲストは
 ホンジャマカの恵さん、三田寛子さん、レッド吉田さん
 この3人は皆さん思春期のお子さんをお持ちだそうです
 それから、現役思春期(18歳)であるモデルの池田美優さんもゲストでした

○思春期の子供はキレやすい
 最初は思春期の子供の実態から。
 ・普通にご飯を食べていたのに
 「塾に行ったら」
 という親の言葉で突然怒る男の子、

 ・部活から帰ってきて
 「ご飯食べな」
 という言葉に何も言わずに部屋に引っ込んでしまう女の子

 …などの話がありました。

 親は
 「急に怒るからどうしたらいいのか」
 「急にプイってなっちゃう」
 と悩んでいる

 当の子供たちは何を考えているのか?

 思春期の子供たちを集めて話を聞くと
 「急に体が熱くなって、やっちゃいけないのにやっちゃう」
 「中からなにかが出てきて、体全体に力が入る」
 「ウーとなって、思ったことをそのまま言ってしまう」
 「ノートに言葉を書きなぐり、書いたらスッキリする」

 …など、自分でも感情を抑えられない様子。

 この感情の爆発現象を科学的に解明しています
 ・思春期の子供は扁桃体が敏感
  カリフォルニア大学デイビス校の研究では
  思春期の子供の脳は
  MRIでみると扁桃体(怒り、恐怖を感じるところ)が発達していたらしい

  扁桃体が敏感なので
  ちょっとした言葉に反応してイライラしてしまうのだそうです。

 ・思春期の性ホルモンの影響
  また、思春期の体は、
  性ホルモンがたくさん分泌される

  帝京大学の研究では
  性ホルモンを脳細胞に垂らすと
  扁桃体の神経細胞で、樹状突起(枝分かれ)が増えて
  シナプス(枝分かれのはしっこ)同士の繋がりが増える
  これにより、ネットワークがどんどん密になっていく

  このために怒りや恐怖が広がりやすくなるのだそうだ

 ・中学生は怒りの表情への反応が速い
  モニター上で、男性が無表情から次第に不機嫌になっていく画像がある
  自分も怒りを感じたら合図してもらう実験を大人、中学生にしたところ
  大人と比べると、中学生は反応が格段に速かった

 ・スタジオでの解説
  京大の明和政子教授によれば、
  思春期はネガティブな感情に限らず、
  他人の感情全般に敏感になるそうです。
  ただ、人間はネガティブな感情に反応しやすいらしい

  児童・思春期精神科医の渡辺久子氏は
  思春期では、性ホルモンで子供の体に変化が起きている。
  そのこと自体が子供にとって負担になっている、とのこと
  親は不安だが、子供はその100倍不安、というくらいに考えておいた方がいいそうです

  三田さん
  「親がそれを理解しないまま、
  だんだん感情的になるから、余計にぶつかってしまうんですね」

  恵さんなど
  「うるせえって言われたらどうすればいいんでしょう」
  渡辺氏は
  「親もありのまま、生のやり取りをしていくこと」
  子供も、ある程度わーっと感情を発散したらもういいや、てなる。
  それが本人の成長につながるのだそう。

  「逃げないってことですかね」
  「そう、逃げちゃダメ」

  それから渡辺氏は
  「子供が不安をそのまま出せるのは親、家族だけ」とも話していました。
  つまり子供も甘えているんですね…
  三田さん
  「じゃあ勝手にしろ、って言ったら余計致命傷になっちゃうんですかね」
  「向き合ってあげることが大事です」
  恵さん
  「キレてきたら、そうかぁー、いいよー、おいでーって喜ばないと(笑)」

  吉田さん
  「ほっといて、というときはそっとしておいてもいいんですかね」
  渡辺氏
  「子供への対応は、自分のためなのか、子供のためなのかを考えないといけない」
  一方的に親が、
  「俺が偉い、黙って従え」
  となったら子供は余計むきになってしまうのだそうだ

 子供がキレても、親はオロオロしたり怒るのではなく
 甘えてるんだなぁ、と受け止めてあげることが大事みたいですね。

○ネット社会の問題
 次は、最近のネットやスマホの問題の話

 ・朝から晩までスマホばかりの中学生
  朝から番までlineをしている子がいました。
  親は心配だが
  その子は
  「lineでのやり取りの方が仲良くなれたり、学校で直接話せないことも離せる
   話しかけない友達とも仲良くなれる」
  コミュニケーションには欠かせない、と話していました

 ・lineの模擬実験
  思春期の子供のネットコミュニケーションについて研究している静大の塩田准教授は、
  中学生をlineでやり取りさせる実験をしていました

  見ていたら超高速のやりとり。
  しかし55分後
  一人が「早すぎる」
  すると他の子は
  「もっと早く打てないの」と攻撃、
  「嫌い」という言葉も出てきた

  そこで
  「一人を大勢で責めるのは…」
  と仲裁に入った子がいたが、
  逆に「けんか売ってる」など攻撃される
  激しいけんかとなり、
  ばーか、などの言葉も出る

  参加者の中学生に後で感想を聞くと
  「lineだと強く言われると、ショックが大きい
   だからこっちも言い返しちゃう」
  「こっちも言われているからいいや、てなっちゃう」
  また、仲裁に入った子は
  「傷ついた、でもシミュレーションだからと落ち着こうと思った」

  先生の
  「こうなると思ってた?」には
  「こんな風になるとは思わなかった」

  塩田氏によれば
  「今の子達は、相手がどう思うか想像する前に返事を打つ。
   それは速く打たないと、空気読めないと言われてしまうから
   それがトラブルにつながる」
  トラブルの見積もりの甘さがある、とのこと

 ・スマホを使っているときの脳
  次に、思春期のスマホ使用時の脳を見る実験を
 諏訪東京理科大の篠原氏が行っていました

  中学生に、脳の活動をはかる装置を頭につけながら、lineのやり取りをしてもらう
  このとき、大人がわざとネガティブな言葉をかける

  コントロールとして大人にも同じ実験をしています。

  すると、大人も中学生も、言語中枢では働きが活発

  大人はさらに、前頭前野も活動が活発だが、
  中学生はここが弱かった

  前頭前野は感情のブレーキ役となるところ。
  思春期はここが弱いため、ネット上でも感情的な言葉に反応しやすく、
  トラブルが起きやすいそうです

 ・スタジオでの解説
  恵さん
  「スマホで脳の発達が遅れることはあるんですか」
  明和氏によると、
  はっきりしたことは分かっていないが、
   スマホは文字情報だけなので
   表情など、非言語的なコミュニケーションができない問題がある、とのこと
  「例えば「嬉しいよ」といいながら悲しい表情をしていたら
   この人本当は悲しいのかも、と思いますよね、
   スマホはそれができない」
  恵さん
  「思春期に一番あるのは「大っ嫌い」っていう大好きですよね(笑)」
  想像する力、相手の気持ちを読み取る力は
  顔を付き合わせた直接のコミュニケーションでないと養えないのだそう

  池田さん
  「でも友達ができなかった人が、ネットで友達ができたって話もあるし、
   ネットもいいことがある」
  吉田さん
  「でもその友達がすごく悪いやつで、
   写真送ってとかなったら…
   そういうトラブルもありますよね」
  恵さん
  「どうしたらいいんでしょう」
  明和氏
  「難しいですね、今さら止めろとも言えない」
  なので、親が前頭前野の発達を助けるように働きかけること、だそうです。
  具体的には、
  スマホと顔を付き合わせたコミュニケーションは違うことを、親が分かりやすい言葉で伝えていくこと、
  実際にコミュニケーションをさせること、みたいです。

  また、今の子供は
  ・情報の洪水、
  ・塾、部活など忙しい、
  …などストレスにさらされている

  このために余計に、多様な人たちとの直接的なコミュニケーションが必要なのだそう

  渡辺氏によれば
  今は核家族などで、一人一人が孤立しているが、
  本来は親子はオーケストラのようなもの、
  親も子も、いい人間関係がいい音を奏でることになる、
  と話していました。
  そのためには、色んな人と接して、色んな人に話しかけ、気にかけてもらうことだそうです。

  昔は大家族、
  近所のおじさんおばさんなどがいて、
  親子でうまくいかなくても逃げ場があった、
  今はそれがないからネットに逃げる、という面もある

  「親以外の人もヘルプする体制があるといい」
  「親自身も、周りの人とコミュニケーションをとって、
それが楽しいと子供にも思わせること」
  だそうです。

  吉田さんは
  「娘は同級生の親と仲が良くて、
  同級生の親から
  「お父さん嫌いとか言ってたよ」
  と言われたりする
  ショックだけど、俺に言えないことをここで言っているのかなとも思う」

 近所のおじさんおばさんでなくても、
 ママ友でもいいし、何か家族以外の横のつながりがあると、いいのかもしれません
 それは親自身にもプラスかも。

○思春期はなぜあるのか
 思春期には動物にはなく、人間に特有のものらしい
 なぜ人間には思春期が存在するのか?

 昔ながらの生活を続けるケニアのマサイ族を取材していました

 ・マサイ族の思春期
  マサイ族を訪ねると、女性、子供、大人、老人はいるが、
  思春期の男の子がいない

  彼らは親からヤギや牛を借り、
  車で一時間くらいかかる遠いところで共同生活しているらしい

  そこも訪ねると
  14~20歳の男性が20人共同生活をしていました
  20歳の子をリーダーとし、
  年上の子から放牧の技術を学びつつ、自給自足しているらしい
  マサイ族にとっては、これが大人への準備期間なんだそう

 ・思春期の子供の記憶力、学習能力の発達
  マサイ族の思春期の子たちは驚異的な記憶力を持っている
  牛700頭飼っていますが
  全て名前を覚えているそうです
  (適当に写真を撮って、リーダーの子に当てさせたら全問正解でした)

  これを科学的に分析すると、
  先ほど、性ホルモンの影響で扁桃体が発達する、という話があったが
  記憶を司る海馬は扁桃体の近くにあり
  ここも刺激を受け、記憶容量を増やすのだそう

 ・思春期の子供のチャレンジ精神
  さらに、思春期のマサイ族は戦いがあれば危険を顧みず戦う
  また、干ばつがあれば危険を冒して新天地を開拓するのだそう

  この危険を省みない行動も
  思春期ならではらしい

  アメリカのテンプル大学では以下の実験が行われた

  運転のシミュレーションゲームで
  交差点を通過するとき、信号が赤に変わるようになっている
  被験者は止まることもできるし、
  リスクが高くてもそのまま直進することもできる

  思春期の子供と大人に、同じゲームをやらせると、
  思春期は大人の2倍、リスクのある行動をとることがわかった

  このときの脳を見ると、
  側座核、というスリルから快感を感じるところが活発になっていたそうです

 ・思春期の脳の発達
  カリフォルニア大学サンディエゴ校のジェイ・ギードさんという研究者は、
  1000人以上の思春期の子供を対象に、
  脳の画像を撮影し、発達の様子を観察したそうです

  脳を上から見た画像では、青や緑だと発達は未熟、
  発達が進むにつれオレンジや赤で表示されるようになっている

  8歳頃の子供は、真ん中(扁桃体などの辺り)が赤く、他はまだ未熟
  年齢がたつにつれ、後ろ側から赤色に変化していく

  しかし、前の部分(前頭前野)は、16歳くらいからようやく発達し出す
  この箇所は、成熟するのに25歳くらいまでかかることがわかっているそうです

  ギード博士の話によれば
  思春期の体では、
  性ホルモンの影響により
  扁桃体、側座核、海馬がまず急速に発達する

  しかし前頭前野はあえて発達を遅くしている
  博士によれば
  「前頭前野の成熟の遅れは、従来はマイナスと捉えられていたが、
   実はそうではないのです」
  ブレーキをあえて効かせていないことにより、
  チャレンジ、高い学習能力を可能にしている
  これが人類の繁栄をもたらしたそうです

  人類が6万年前のアフリカから居住地を広げてきたのも、
  無謀な大冒険ができたのも、
  やっかいな思春期のおかげなのだそうです

 ・スタジオでの解説
  明和氏によれば
  人類ホモサピエンスの親戚と言われるネアンデルタール人は滅んでしまったが、
  彼らには思春期がなかったそうです。
  「チャレンジする力が、ホモサピエンスに繁栄をもたらした」

  池田さん
  「私がモデルの世界に入ったのは14歳の頃で
   やってやろうというチャレンジ精神で入った
   でもすぐ飽きちゃって3ヶ月でやめようとしたら
  親が「そんなんでやめんの?」
っていうから
  「ならやるよ(怒)」
  と続けたから今ここにいる、
  感情的になるのもプラスになることもある」

  三田さん
  「一番下の子とか、反抗期が無かったけど
   反抗期がないのは大丈夫なんですか」
  渡辺氏
  ないといけないわけではないが、
  反抗期により、知らなかった自分、世界の奥行きを知ることができる、
  そこで成長できる、という面もあるとのこと

  親も、子供の反抗期は自立のために重要だと考えることが大事なのだそうです。

○最後に
 三田さんは
 「反抗期には科学的な根拠があるんだ、と分かった、
  明日から冷静になれそうです、勇気をもらえた」

  池田さんは
  今は思春期だけど
  自分が親になったら子供には好きにさせたい、
  自分も好きにさせてもらって自分で学んだところがあるから
  と話していました。

  しかし吉田さんは
  「でも子供には悪の道に走ってほしくない…」
  心配なあまり干渉してしまう、と話していました
  恵さん
  「かわいい子には旅をさせろ、ですよ(笑)」
  池田さん
  「少しは好きにさせてあげて(笑)」
 恵さん、吉田さんに
 「まーでも心配だもんねー」
 とは言ってましたけど…
 親ですからね、やっぱり心配はしますよね。

  マサイ族も、大人になればみんなから祝福の儀式を受ける

  冒頭で親が困っていた思春期の子達も
  親が主催する子育てサークル活動に参加したり
  父親と進路について真剣に話したりしていました

  思春期は大人になるための大事な時期だ、
  と親が理解して、逃げずに否定せずに真剣に向き合うことが大事、
  という感じで締め括られていました。


感想など
・昔BSで「地球ドラマチック」の思春期の話をしてましたが、
 体の成長に心が追い付いていないのでストレスを感じやすい、
 という話がされていました。
 そのときはそういうもんなんだ、みたいな感じだったので、
 私はなんでこんな心だけいつまでも未熟なんだろ、めんどくさいなー、と思ってたんですけど

 人間は「わざと」脳の発達を遅らせているのではないか、
 という説にはなるほどと思いました。

 お母さんの出産後のストレスもそうなんですけど、
 なんでこうなんだろう、
 なんでこんなうまくいかないんだろう、
 なんでこんな不快なんだろう
 とか言うときには
 何か必要があってそうなってるのかもしれない
 と思ってみると見方が変わるのかもしれないと思いました。

 例えば女性の生理中の不快さとか
 自分の性格の嫌な所とか
 赤ちゃんが泣く、老人の頑固さ、など、イラつくことが受け入れやすくなるのかも。

 でもこれって、何事もそうなのかも。
 私は「Everything happends for the best」
 て言葉が好きなんですけど
 「物事は必要があって起きている」
 的な気分なら色々乗り越えられそうな気がする。
 そういう見方が科学的に正しいかわからんけど…
 
・マサイ族の思春期は理にかなっているなと思いました。
 共同生活で生き残らなきゃいけないから、コミュニケーション能力は嫌でも高まりそうだ。
 向こう見ずなエネルギーも発散できそうだし、反抗している暇は無さそう。

 あれを参考にすると、この時期に子供も何か大きなチャレンジをさせると、
 いい方向に思春期の困ったエネルギーが向けられるのかもと思いました。

・lineはしたことないけど、最近の子の速さにはびっくり。
 あれに追い付けないなら空気読めない、て言われるくらいなら無理だなぁ。
 私なら、変人と思われても最初から参加しないかも…

 うちの子もマイペース人間だし、
 lineとかに参加しなくても容認される社会だといいんだけど。

・先に触れたBSの番組によると、思春期は他にも他人に同調しやすいとか、集団で行動したがる傾向があるそうです。
 集団になりたがるのは、成人した後の子育てのとき、他人と協力しあうためではないか
 としている説も本で読んだことがあります。

 それを見ると、お母さんの育児ストレスもそうだけど
 人間って助け合って生き延びるようにできているんだな、と思います。

 ストレスでキレやすい思春期の子供が変な方向に走らないような防波堤となるのも、
 たくさんの人とのつながりなのかも。
 マサイ族の共同生活は、キレやすい子の危険を食い止める機能も持っているのかもしれません。
 
 スタジオのトークでもあったけど
 色んな人とチャンネルを作っておくことが、親子ともども行き詰まらないために必要なんだろう。
 ネットもその一つとして上手に利用すればいいのかなと思います。

2回目は夫婦の危機についてらしい。
子供の思春期ほど興味はわかないのだが
また時間があれば見てみたいと思います。

というわけで今回はこの辺で。
posted by Amago at 21:01| Comment(0) | テレビ(科学) | 更新情報をチェックする

2017年05月22日

NHKスペシャル「発達障害~解明される未知の世界~ 」

NHKスペシャル「発達障害~解明される未知の世界~ 」

今回は発達障害の話でした。
私も子供のことで少し勉強していたので興味がありました。

司会は有働由美子アナウンサーと井ノ原快彦さん、
ということでほぼ「アサイチ」の雰囲気?
(「アサイチ」は最近見てないからよく分からんけど…)

どっちかいうと科学的な話をがっつりするというよりは、
当事者や視聴者の反応を中心としていたような印象です。
まあでもみんなでカジュアルに発達障害を考える雰囲気になっていたかな
と思います。

ゲストは、自身も発達障害と公表している栗原類さんでした。
公表することで勇気をもらえた、という反響もあったそうです。

というわけで内容から。
○特殊ではない発達障害
 発達障害は特殊なものではなく、
 今は15人に1人と言われているそうです

 しかも大人になってから判明する人も増えていて
 2012年に発達障害と診断された人は3200人超だったが、
 2016年には7500人くらい
 数年で倍以上増加しており
 専門外来では受診待ちなのだそうです

 しかし世間では発達障害は特殊な人、というイメージもまだあるようで
 スタジオに届いたファックスなどでは
 「普通の生活ができない人」
 「落ち着きがない、学習に支障がある人」
 という意見もありました。

 一方当事者からは
 「目に見えて分からないのでわがままと思われる」
 「公表しても先生が理解してくれない」
 など、やはり世間の理解はまだ不足しているようです

○いろんな発達障害
 一口に発達障害といってもいろんな症状があり
 ASD(自閉症スペクトラム…対人関係が苦手、こだわりが強い)
 ADHD(注意欠陥多動性障害…落ち着きがない、注意散漫)
 LD(学習障害…読み書きに困難を感じる)
 などがある

 ちなみに栗原さんは、小学生で発達障害と診断されたそうですが
 当時はこのような分類は無かったそうで
 症状から考えると、ASDとADHDの両方だったのだろう、と話していました

 発達障害の人はこれらの症状から、
 わがまま、怠けている、あるいは能力が劣っている、
 などと誤解されやすいようですか
 それは彼らの世界の認識の仕方のせいである、
 ということが最近の研究で分かってきたそうです

○感覚過敏
 発達障害の人が生活しにくい1つの理由として
 「感覚過敏」がある
 これはASDの方に多いそうです

 個人差はあるが、
 視覚、聴覚、臭覚、触覚などが敏感すぎ、
 情報の洪水に毎日さらされている感じなのだそうだ。

 ・視覚、聴覚過敏の女性
  有働アナが取材していた女性は、
  昼間なのに家のカーテンを閉めていました。
  「このくらいの明るさが落ち着くんです」

  また、聴覚過敏のため15分くらいしか外出に耐えられない

  例えばスーパーでの買い物では
  野菜売り場などの冷蔵庫の音が三種類くらい聞こえるらしい
  有働アナは「全然分からないです」
  しかし彼女にとっては、常にいろんな音でいっぱいなのだそう

  また、喫茶店での会話も、周りの人の会話や雑音が気になり
  相手の話を識別するのが難しいらしい
  「どっと疲れてしまう」
  と話していました

 ・視覚過敏の研究
  阪大では視覚過敏の人に聞き取り調査を行い、
  彼らの世界をコンピューター上で再現する研究がされているそうです
  個人差はありますが、
  ・視界が白く光ってまぶしい
  ・物が動くと色彩が消えてしまう
  ・光が粒々に見える

  などが彼らの世界だそうで、
  実際の映像を見ると、ほとんど視界が真っ白でまぶしすぎ、
  不快感を感じるのが分かりました。

 ・聴覚過敏の研究
  また、聴覚過敏の人とそうではない人と、
  どのくらいの音でびっくりするかを調べる実験も行われています
  目の周りの筋肉にセンサーをつけ、音を聞かせたときの動きで判断するそうです

  すると、
  聴覚過敏ではない人は、音が大きくなるほど反応が大きくなるが
  聴覚過敏の人は、小さい音でも大きい音でも同じくらい強く反応していたらしい
  反応の程度を比べると、
  スーパー環境の音を聞かせた時も、
  過敏でない人がパチンコ屋の音を聞いたとき以上の反応を示していた
  つまりスーパーにいても、
  パチンコ屋か、それ以上にうるさく聞こえている可能性があるそうです

 ・発達障害の人の脳のメカニズム
  ロンドン大学の先生の話では、
  これは脳の機能に原因があるそうです

  脳では全ての音を同等に感じているわけではなく、
  何回か聞いてみて「必要ないな」と判断した音については、
  聞こえるレベルを下げる指令を出す所があるそうです
  これにより「慣れ」が生じる

  しかし、発達障害の人はこの指令がうまく働かず
  聞く必要のない音も常に新しい音として認識してしまうのだそう
  音の洪水に混乱してしまうのだそうです。

 ・スタジオでの話
  栗原さんのほか、
  発達障害の方二人(片岡さん、綾屋さん)と
  専門家がいらっしゃいました

  片岡さんは40歳で発達障害と診断されたそうです
  「会話をするとき、
   音声を聞き取ること、
   音のつながりを理解すること、
   相手に反応すること
   を同時にやらなくてはいけないから大変」

  我慢しろと言われても
  体調を崩すくらいストレスを感じるそうです。
  何かをぎゅっと抱いていると少しは不安が和らぐそうで
  スタジオでは、白くまくんの縫いぐるみを抱いていました

  また、今回の番組のセットも彼らの希望で変更があったらしい

  今回のセットは真っ白でした
  個人的にはなんかまぶしいなぁと思ったんですが

  元々の案を見ると、
  背景はレインボーカラーで
  しかも人のような形をした小物もありました
  かなりチカチカします。
  (有働さんは
  「善かれと思ってやり過ぎる、NHKあるあるなんですけど…」
  と話していました(笑))

  お二人によると
  色が多すぎたり、人の顔みたいなのがあると疲れるそうです

  井ノ原さんは
  「でもテレビでは、
   白いのがまぶしいと感じる方がいるかもしれません…」を気を使っておられました。
  座っているお二人自身は、モニター越しほどまぶしくないそうです

  また、今回のトークでは、スタッフから
  「人の顔を見なくてもOKとしましょう」
  との提案もあったそうです。

  というのは、発達障害の方は人の目を見て話すのが苦手なのだそう。
  綾屋さんは
  「人の顔を見ると、ほくろとか目鼻立ちとか、余計なことに気をとられる」
  片岡さんは
  「目を見て話すのがつらいが、
   最近は顔を見なくても、
   あなたのことはリスペクトしてますよ、
   と宣言してから話す」
  栗原さんも
  「会話をするとき、視線を合わせるのが苦手、
   というのは僕の母も言っていました。
   発達障害の人は、相手との距離をどれくらいとればいいかわからないので、
   会話するのに人の倍の労力が要る」

  栗原さん自身は経験により、
  ここらを見とけばいいなというのは分かるそうですが
  それでもデフォルトではなく、意識してやらねばならないので疲れるそうです

 (ちなみに私も人と視線を合わせて話すのが苦手です。
  顔を見るとそちらに気を取られてしまう。
  この辺を見とけばいい、というのを学習するようにしようかしら…)

  専門家の方によれば、
  感覚過敏は、最近発達障害と診断される人が増えるにつれ
  認識され、研究も進んできたそうです。

  しかし過敏の程度や種類には個人差があるので
  中には感覚過敏のない人もいれば
  逆にみんなが不快と感じるのに鈍感、という場合もある
  今回紹介されているケースが全てでもないのだそう

  しかし、症状が重い人にとっては生活が苦痛になる場合もある
  しかし周りが理解していないと
  「目をみて話しなさい」
  「それくらい我慢しなさい」
  と言われかねない
  片岡さんも我慢していて体を壊した、と話していました

 (うちの上の子も発達障害ではないですが、
  音とにおいに割と敏感で、
  怒鳴られたりすると必要以上に委縮してしまいます。
  雷や風の音も怖がってなかなか眠れない。
  また、ウインナーやエビの焼いたにおいなどを嫌がって大騒ぎすることもよくありました。
  最近は図太くなってきましたが…

  逆に暑さ寒さには鈍感で
  最近暑いのにいまだに上着を着ていく。
  でもそれで安心感を得ているようだし、
  周りが強制的にやめさせようとすると余計不安になる。
  暑くなったら脱いでいるようだし、
  周りに迷惑になるわけでもないので本人に任せてますが)

○「こんな子、クラスにいませんでしたか?」
 次に、ADHDの子、LDの子の見える世界の話です
 ・ADHDの子の世界
  この子はしょっちゅう忘れ物をして、机の中はぐちゃぐちゃ
  授業中も落ち着きが無く、よそ見をしている
  先生には
  「おい、聞いてるのか」
  と何回も言われてしまう。
  周りもこの子やる気ない、と思ってしまう

  しかしADHDの子の視点から見た世界を、専門家の監修のもと再現すると

   その子も最初は授業に集中しようとしている
   しかしふっと見た壁紙に、音楽会のポスターが貼ってある
   「あ、もうじき音楽会だ…」
   その子の頭は音楽会でいっぱいになる

   そのうちポスターの中のト音記号が気になり
   「ト音記号って何でト音記号っていうんだろう…」
   こんどはト音記号で頭がいっぱい。

   「あ、いけない、授業中だ」
   とまた授業に向かおうとするが
   次はクラスメイトの頭についている飾りが
   「可愛い~」
   と気になってしまう

   そのうち先生に
   「どこみてるんだ」

  つまりいろんな情報に気を取られ
  1つのことを最後まで続けられない

  片付けができないのも、
  片付けしてるうちに他のことをしてしまい、最後までできない
  順序立てて何かをするのが苦手なのだそうです。

  当事者の方は
  「だらしないと思われてしまう」
  と話していました

 ・LDの子の世界
  この子は授業中、音読がうまく読めない。
  「あ、か、な、…」などと一つ一つ文字を拾って読むので、意味がつながらない
  先生には
  「ちゃんと家で練習してきたのか」
  と咎められてしまう。

  井ノ原さんも「僕もこういう子、やってきたのか、と責めていたかも」
  と話していました。

  しかし音読という作業では、脳が複雑に働いているのだそう
  まず書いてあるインクを文字として認識する
  そのあと頭にある辞書と照らし合わせ、綴り、読み方、意味を理解する
  そのあと声として発音する

  LDの子は、この一連の作業が大変なのだそうです
  まず、3文字以上など、たくさんの文字の羅列から意味のある塊を取り出すのが難しい

  当事者の方は
  文字を指で辿ることでなんとか補っている
  と話していました

〇二次障害
 当事者の方々からいろんな悩みが寄せられていました。
 「きもいと言われた」
 「カミングアウトしても子供扱いされる」
 「個性と言ってくれる人もいるけど、
  程度がひどければ迷惑になるし、どこまでが個性なのか分からない」

 専門家の先生によれば、
 発達障害の人が生きやすいかどうかは、
 周りの環境が大きく影響するそうです。
 片付けが苦手、本を読めないなどは、発達障害でなくても多かれ少なかれある
 なので、別に字を読めなくてもいいよ、
 という環境や人間関係ならストレスを感じない人もいるそうです。

 ただ、社会に出てしまうといろんな人がいて
 「なんでできないの?」
 と上から目線で言われる場合もあり
 それで傷ついてしまうこともある
 井ノ原さん
 「「困った人だなあ」と言われるけど、
  一番困っているのは本人なんですね」
 
 このため発達障害の方は、周りの理解がないとうつ病などを発症してしまうケースも少なくなく
 「二次障害」と言われる
 ASDの7割の方がうつ病、というデータもあるそうです

 番組では、その深刻さを取材していました。
 ・ASDと診断され、生きづらさを感じる女性
  彼女は8年前躁うつ病と診断されたそうで、
  今は職に就かず、ソーシャルワーカーの就労支援に通っているそうです。

  彼女の職歴を見ていくと
  工場に勤務していたときは、騒音やにおいが気になり、耐えられず退社
  事務職では、対人関係が苦手で退職
  「普通に従わねばならないが、
   社会が求める普通とは自分はかけ離れていると感じる」
  と話していました。

  同じ悩みを持つ人と集まりを持っていましたが、みんな
  「多数派の人は少数派の人に周りに合わせろという」
  「ずれているとわかっているなら、変える努力をしなくてはいけないのだろうか」
  という悩みを抱えていました

  スタジオでも
  綾屋さんは
  「普通のふりをするのが疲れる。
   普通のふりをしながら、大丈夫かなと思う自分もいる」
  栗原さんも
  「少数派の意見は取り入れられない、排除されるという経験は学生のころあった」
   
  視聴者からは
  「「普通って分かるだろ」が怖い」
  「「普通」って何ですか」
  という意見もありました。
   綾屋さんは
  「私は発達障害でない人と、発達障害の人はコミュニケーションのルールが違う、
   と考えている。
   多数派の人が会話をするとき目を合わせなくてもいいなど、
   ルールを変えてくれればいいのですが…」
  「多数派の方は、自分たちのルールが当たり前なので言葉で説明できない、
   うまく言えないから頭ごなしに「普通だろ」と言ってしまうのでは」
  と話していました。

  (たしかに私も普通とか常識ってなんだよと思うことが多いです。
   ちゃんと言ってくれないとわからんのになぜできないと笑う?
   でも「どういうことですか」と聞かれると、
   説明できないから「普通は普通でしょ」と頭ごなしに言うのかな。
   「そうか、そういわれれば普通ってなんだろね」と思う余裕が欲しいなと思います)

〇発達障害の人も生きやすくする取り組み
 一方で、世界や日本では発達障害の人も適応できるよう、システムを変えよう、
 という取り組みもされているそうです。

 ・マンチェスター(イギリス)のショッピングセンター
  このショッピングセンターでは、「クワイエットアワー」と呼ぶ
  照明や音楽を消す時間をもうけているそうです

  感覚過敏の人も買い物に行けるようになり、
  「リラックスして買い物できる」と喜んでいました。
  お店全体の売り上げも1割増したとかで、
  経済的にも効果があったようです。
 
 ・アメリカのマイクロソフト
  この会社では2年で29人の発達障害の方を採用したそうです
  彼らは緻密さ、問題解決能力、パターン認識などに優れているそうで
  プログラミングの最終チェックなど、重要な仕事を任されているそうです

 ・アメリカの発達障害の人を就労支援する企業
  この企業は15か国に拠点を持ち、ITやコンサルティング会社などに
  たくさんの人材をあっせんしてきたそうです。
  「企業が革新的なものを生み出すには、
   他人と違う視点を持つ人材が重要」
  とのことで、契約先には世界的な大企業も少なくないようです

 ・日本のIT企業
  ここではASDの方が障害者枠で採用されたそうです。
  彼の新人時代はちょっと大変だったそうで
  例えば「植木鉢に適当に水やっといて」
  と言ったら床が水浸しになってもまだ水をやり続けていた
  本人曰く
  「土が水でいっぱいになるまで、と考えていたのだけど、
   受け皿に出ていく分までは考えていなかった」

  そこで彼とのコミュニケーションは
  あいまいな表現を避け、
  「コップ〇杯分」など、数字で示すことにしたそうです。

  彼は数字に強いそうで、
  経理のチェックなどではかなりの能力を発揮しているらしい
  
  しかし数年前、彼の仕事を変えて問題が起きたこともあったそう
  「経理以外にも仕事の幅を広げてもらおう」
  と、別の仕事も任せるようにしたところ
  ミスが増え、パニックになり、大声で叫ぶこともあったそうです
  「彼を追い詰めてしまった」

  そこで専門医に相談したところ
  「発達障害の人は、できないことを努力ではカバーできない、
   仕事を広げるのは本人の負担になる」
  というアドバイスを受けたため、得意なことに集中させることにしたそうです

  会社の理解と本人の努力が実を結んだケースと言えるようで
  同僚の方は
  「彼は欠かせない人材です」と話していました
  本人も
  「ミスなくやってくれると言われると、役に立っているのかなと思います」
  と話していました。

 ・スタジオでの話
  綾屋さんは
  「本人も得意かどうか、やってみないとわからないことがある
   また同じことでも、取り組み方を変えたらできることもある
   実験のつもりで働きながら、周りも配慮していただければ」
  と話していました

  また有働アナは
  「役に立てるから認める、というのも何か違う気が…」
  とも話していました。
  栗原さんは
  「発達障害って、見た目で分からないから理解されにくいけど、
   不得意なこともあるということを知ってほしい」 
  発達障害でない人や企業にとって有用かどうか、という上から目線ではなく、
  この人はここの能力があるからここを生かそう、
  ここが不得意みたいだからやり方を変えよう、などいろんなアプローチをすることが大事。
  つまり人材を使う側の力量も試される、ともいえそうです。

  また視聴者からは
  「周りに言うのが怖い、心配」
  という意見があり
  栗原さんは
  「僕の場合、両親や主治医など、心から信頼できる人を見つけて、
   そういう人に相談して心の安定を得ていた、
   自分から理解を求めることも必要」
  とアドバイスしていました。

 井ノ原さんは
 「当事者だけではなく、みんなの問題として考えれば
  みんなが生きやすい社会になりそうですね」
 とまとめていました。

感想など
・井ノ原さんの随所に見られる心配りがじわっと来ました。
 有働アナの真剣さと軽妙さのバランスもさすが。。

・私も子供も発達障害ではないですが、
 ちょっと周りと合わせるのがつらいなと思うこともあるので、
 多少はその気があるんだろうなと思っています。

 例えば小学校の時、忘れ物(教科書とか)をしたら
 それがどうしても自分で許せなくて、
 先生に「忘れました」という時号泣する。
 一時間ずっと泣いていることもしばしばありました。
 「忘れたくない」というこだわりが強かったのかなあと…

 人間関係も苦手で、相手との距離感が分からない。
 トイレまで一緒に行くほどべったりしたくないから、
 相手と距離を取っているうちに向こうが避けてくる。
 自分が何か悪いことをしたのかと委縮して、話すことができなくなる…

 などがあり、小中高とほとんど友達がいませんでした。
 なんか恋愛とか人のうわさ話も時間の無駄だな~と思ってたし…
 (女の子ってそういうの好きですよね)

 まあでも大学など行って、
 「他人は自分のことをそれほど気にしてないんだ」
 「自分は自分で好きなことをしていれば、合う人とは話ができる」
 ということがなんとなくわかって、それで気が楽になり、
 結果友人ができました。
 
 今でもお母さんどうしの付き合いってのが苦手で、ママ友はいませんね。
 立ち話をだらだらするのに気を使ってしまう…

 自分がフィットする場を見つけて、
 合わない場には顔を出さないか、
 最低限、失礼のない程度に付き合う、
 と割り切るのも一つの手なのかなと思ったりします。

 仕事の場合は、自分のできない面だけではなく、
 できる面を見つけてそこをアピールする努力も必要なのかなと思います。
 企業は障害あるなしに関わらず、自分たちの役に立たない人材は取ってくれないですから。

 そのためには、
 自分ができることを一つ一つ書き出していくこと、
 ないなら好きなことを一生懸命やっていくこと
 そうして自信を取り戻していくことからスタートすればいいのでは、
 と思います。
 
・発達障害の人が知覚過敏であったり、
 物の整頓が苦手、などは本で読んでいましたけど、
 実際にビジュアルで示すというのは画期的かもと思いました。
 障害でない人が、どれくらい辛いかを理解する手立てになると思う。
 想像するよりもっとわかりやすい。

 最近はコンピューター技術が発達しているから、
 視線を合わせるのが苦手な人も、
 この辺を見たらいい、とかいうのをプログラムにして
 疑似的に練習するソフトなどができたらいいなとも思います。
 
・うちの上の子もこだわりが強かったり、
 聴覚や臭覚が過敏だったりするんですが
 (今でも、病気や痛みなどにパニックを起こしたりする)
 対応の仕方で変わるのかなと思います。

 「それくらい我慢しなさい」
 「そんなの気にしなければいいじゃない」
 などと言ってしまうと、
 本人は自分がおかしいのではとか、自分が悪いのではとか
 自分を責めてしまって自信を無くしてしまう

 それよりも、
 「そうか、あなたは辛いのね」
 と寄り添って、
 取り除けるなら取り除く
 自分で対策できるなら対策するようアドバイスする
 (鼻をつまむ、苦手だと先に周りに言っておくなど)
 そうすることで
 自分でも「このときはこうすれば何とかなる」
 というやり方を見つけていくのではないかと思います。
 実際、最近は自分で考えて行動しようとするようになりました。

 こだわりに関しても、
 私は周りに迷惑をかけないなら
 「お母さんはこう思うけど」
 とは言うが、あとは本人に任せる
 他人に迷惑かかるなら
 「これは周りの人が困るからやめてほしい」と理由をつけて説明する

 最初は反発しますが、しばらく考えて変える場合もある。
 
 どっちにしても、あんまり頭ごなしに
 「これが普通なんだから従え」
 みたいなことをいうと、親自体を信頼しなくなってしまいそうな気がするのよね…

 (まあ、とはいえ
  「そんなんいちいち気にするな」
  と言ってしまうことも結構あるんですけどね~
  そういうときは
  「ごめんね、あんたは気になるもんねえ」
  後でフォローするように気を付けています…)

・発達障害の人が二次障害を受ける、
 という話がありましたが、
 逆にぐれるというか、反社会的とまではいかなくても
 周りに攻撃的になる、ということもあるかなあと思うこともあります。
 
 私の旦那の部下が発達障害のような方がいたそうで
 その方はできないことも「できる」と自信満々に言いつつ
 期限までやらなかった(そもそも仕事を理解していないのにそれに気づいてない)とか、
 相手先に直接無礼なメールをするなどのことをしたりして
 対応が大変だったそうです
 (だんなはその方との関係で体調を壊しています)
 
 旦那も発達障害の人についての勉強はいろいろしたそうですが
 人によっては大人になってから対応するのは難しい、と話していました。

 また、私の下の子の同じクラスにも園と平行して発達障害の教室に通っている子がいたのですが
 下の子によれば、その子は何もしなくてもたたいてくると言っていました。

 こういう場合周りはどうしたらいいのかなあ…
 本人が悩んでいるなら、まだ助けてあげられるんだけど、
 攻撃的になられたらどうしようもないというか。

 これは周りが信頼できなくなっているからなのだろうか。
 したら悪いこと、いいことが分からないからなのだろうか。
 栗原さんは「心から信頼できる人を探すこと」
 と言っていましたけど
 その人が信頼できる人が諭すしかないのかなぁとも思いました。

 でもそもそも、この前のフェニミズムの話も、もっと前にあった認知症の話もそうだけど
 発達障害など少数派をマイナスとして捉えない社会も必要なのかなと思いました。
 マイナスと評価されるから構えてしまったり
 本人が隠したがったり、自信を無くしてしまう、逆に攻撃的になってしまうというか。

 その点、海外企業の、発達障害をプラスと考える取り組みは良いなぁ。

 日本でも、栗原さんのような芸能人の公表とか、診断を受ける人の増加で
 世の中が受け入れる雰囲気になればいいな。
 周りが発達障害の人がいるときの対処法なども、企業研修などに取り入れられるといいなと思います。


というわけで今回はこの辺で。
posted by Amago at 15:24| Comment(0) | テレビ(科学) | 更新情報をチェックする